投稿

ネット選挙 炎上・大失敗 事例 2013年 参院選

ネット選挙 炎上事例 2013年 参院選

 

前に、ネット選挙が解禁になったら、それまでネットにほとんど接した事の無い候補者がいろいろやっちゃうのでは?と書きましたが、やっぱりです。

今回はもう遅いですが、次回の選挙で立候補しようとしている政治家先生のみなさん、事例を見ておんなじ失敗だけはくれぐれもしないように。。

 

海江田万里氏「ネットが政治をさらに劣化させる」

ネットでネット住民を非難するっていうのは、故意に炎上させる時なんかによく使う手です。「あんたもネットしてるやんか」「ネットのせいにするな」とツッコミどころ満載なのでネットユーザーを簡単に怒らせることができるからです。

それを「素」でやったらあきませんわな。。。

炎上しまくり海江田氏のFacebookページです。問題の発言があった投稿は既に削除されているようですが。もうコメント見てたらいたたまれん。。。
海江田万里氏Facebookページ

「ネットが政治をさらに劣化させる」海江田発言が「大炎上」 上から目線で物を言い、批判が出ると逆上では…

 

山本太郎氏 同意なく選挙メール

公職選挙法に抵触していたということもありますが、その前に「同意の無い人にメールを送る」と受け取った側はどう感じるのかという視点が足りないです。

名刺を交換しただけで売り込みメールが届く。登録した覚えのない会社から売り込みメールが届く。ヤですよね、基本的に。ヤですが実質的な被害がない限りそんなに問題になることはありません。

しかし、ただでさえ突っ込まれやすい選挙候補者がやっちゃうとこうなるということです。

山本太郎氏陣営 公選法抵触の恐れ
メールで投票呼びかけは禁錮か罰金刑 有権者が見過ごすネット選挙重大事態

富山泰庸氏 ブリーフ遊説炎上も知名度アップ

候補者本人ではなく選挙スタッフなのですが、候補者と共に遊説する際にブリーフ姿で街を闊歩していることが、ネットで炎上状態になったというものです。

本人曰く「批判はあるだろうがこれで知名度が上がれば」と折込済みの様子。さて、結果は。

ブリーフ遊説 ネット炎上も知名度上がった

 

 

で、こういうニュースを見てて思うこと3つ。

・ネットやってようがやってまいが炎上は起こる

特に3つめの事例なんか、本人がネット使ってなくても炎上するような行為です。炎上が起きた時に本当の意図をネットユーザーにしっかりと伝えるためにも、ネット上で発信できる媒体は持っておくべきです。

・炎上するべくして炎上している

海江田氏や山本氏の例なんかは、普段ネットを普通に使っているユーザーなら発信する前に「これはちょっとヤバいかも」と感じるはずです。ネットを使ってネットそのものの価値を否定する、許可を得ていない相手にアピールメールを送信する。「そりゃ燃えまっせ」と多くのネットユーザーが感じたはずです。

・わかってる人を近くに置いておく

ネットを選挙で使うときは、まずネットに馴染みがある人を近くに置いておきましょう。
高いお金を払ってコンサルタントを雇う必要も無いと、僕は思っています。普通に日常的にビジネスでネットに接している人の意見を聞きながら情報発信をしていれば、この記事で紹介したような初歩的なミスは無くなります。

避けられる炎上は避けましょう。そして、どうせ情報が拡散するなら「良い情報」が拡散されるようにしましょう。

 

さいごに。

選挙があるからと、選挙期間になって突然ネットを使うから、おかしなことになるのです。普段から常に情報発信をし、自分の意思を伝え、ネットユーザーと交流していれば、こんなことは起こりません。

見え見えになっちゃうのです。今だけっていうのが。

 

田村でした。

 

【関連記事】

ネット選挙解禁に向けて政治家先生が注意する3つのポイント

 

 

講演会講師 ソーシャルメディア クラウド
↓初心者のためのGoogle活用術をRSS登録する
田村憲孝のブログをRSS登録する


岩手県議のブログが炎上 やっぱりブログは怖い!?

岩手県議ブログ炎上 ブログやFacebookはやはり危険なのか?

 

岩手県議会議員のブログが炎上して、今朝のワイドショーでもやいやい言うてました。

【参考】
>>ブログ炎上岩手県県議

 

これ簡単に言うと

岩手県議の小泉光男氏が病院で会計を待ってました。窓口担当の職員に「241番の方ぁ〜」と呼ばれカチン。「お前、俺様のような上得意客に番号で呼ぶとはどういうこっちゃゴルァ!!!」と怒り、さらにその一連の流れをブログに書いて大炎上、という流れです。

 

ワイドショーに出てくる一部の評論家先生は「だからブログとかネットとかは怖い。ネット選挙が解禁になったので細心の注意が必要だ」的なコメントを残していました。

はたしてそうでしょうか????

 

僕はまったくそうは思っていません。

どこで言っても炎上するような発言を、たまたまブログでやっただけです。

だってこれ、ブログではなく普通の囲み取材とか記者会見の場でおんなじことを言っても、燃えるでしょ。公の場で言ったらいけないことをブログやソーシャルメディアでも言ってはいけないのです。

 

確かに、ブログ・Facebook・Twitterなどのメディアは負の部分もあります。が、今回の出来事にまつわる評論家の誤った認識によって、本質とは異なる判断をしてしまう人がいることに危惧を覚えます。

ブログやソーシャルメディアを運営するうえで、特別なスキルは必要ありません。リアルな場で言ったらヤバいことはネット上でも言わない、リアルな場で相手に喜んでもらえることは相手も喜んでくれる。それだけです。

 

逆に、「ITスキルを身に付けてうまくブログで情報発信しよう!!」とリアルとネットの間に壁を自分で作っているひとほど、今回のようなミスをしてしまいます。

政治家先生がネットを活用することで今回のようなことが起こるだろうなぁ、ということはこの記事でも書きました。そして、まだまだ今後も起こるでしょう。

そのとき、あなたにはしっかりと判断してほしいのです。「ひと」が悪いのにブログやネットに責任が転嫁されていないかを。

 

田村でした。

 

【関連記事】

ソーシャル選挙解禁で非難合戦が懸念されるも、心配する必要などない理由とは

ネット選挙解禁に向けて政治家先生が注意するべき3つのポイント

 
田村憲孝 プロフィール 実績
↓初心者のためのGoogle活用術をRSS登録する
田村憲孝のブログをRSS登録する


ネット選挙対策 同じ選挙区 他候補のソーシャルメディアの影響度を分析できるツール

同じ選挙区の対立候補がFacebookやTwitterをどれぐらい使いこなしているのかを解析できるツール

 

ネット選挙が解禁され、候補を予定している現職の議員さんや立候補予定者の間で、FacebookやTwitterなどソーシャルメディアの活用が注目されています。

多くの立候補者がFacebookページやTwitterアカウントを開設する動きが見られますが、果たして対抗候補の様子はどうなんでしょうか??

 

たとえばFacebookページ。自身のFacebookページにはファンが1000人いるけど、対抗馬には800人しかいない。安心。。。。している場合ではありません。

ファンは少なくとも密接な関係性をFacebook上で構築し、実質的な支援者はライバルの方が多い、などということも充分に考えられるのです。

しかし、相手がソーシャルメディアをどれぐらい使いこなして、どれぐらいの支援者を抱えているのかは表面上は見えにくいものです。

ここで、リアルでの動き同様、ネット上でもしっかりと相手の動きを捉え対策することが必要です。

 

たとえば、「相手のページによくいいねしてる人は誰なんだろう」とか「自分のFacebookページと相手のFacebookページを閲覧されている時間帯は違うのだろうか?」などを把握しておくことは重要です。

影響力のある人が対抗候補のFacebookページによくコメントをしているなら、それを上回る情報拡散対策を打たなければいけません。
他の候補者を分析する
※対抗馬のFacebookページにどんな人物が「いいね」やコメントをしているのかをチェック

 

対立候補のFacebookページがよく閲覧されている時間が午後10時なら、同じ時間帯に何か別の投稿をこちらも仕掛ける必要があります。
他の候補のFacebookページを分析
※対立候補のFacebookページはどの時間帯に閲覧されているのかを分析する

 

などなど、しっかりと把握して有効なネット選挙対策を打つべきです。

いろいろツールはあると思いますので、使いやすいものをさがしてみてください。

 

もちろん、相手もこちらの陣営の動きを解析している可能性があります。というかたぶんかなり詳細に分析されています。

さて、完全にこちらだけ丸裸で勝負を挑むのか、こちらも相手方をしっかりと研究して勝負するのか、というお話です。まず相手を知りましょう。

 

田村でした。

この記事のキャプチャで使っている対抗候補分析ツールについてはお問い合せください。

>>お問い合せフォーム

 

管理人プロフィール・実績

 

↓初心者のためのGoogle活用術をRSS登録する
田村憲孝のブログをRSS登録する