Facebook・Twitter・Google+・ブログなど、ソーシャルメディア活用法です。

SNSでイヤなコメントがついた時、対応についての考え方とは

SNSアカウントの立ち上げ・運用サポートをしていると、当初はいかにその影響力を大きくするか、運用目的にあった成果を上げることができるのかなど、効果を達成することに注力して運用します。

そして運用開始後、SNSアカウントが一定の影響力を持つようになると、ポジティブなコメントだけでなく悪い反応が目につくようになります。アカウント運営者からすると不快なコメントであったり、ひやかし的なコメントが書き込まれるタイミングが必ずやってきます。

 

ここでビジネス用途でSNSを利用して情報発信をした経験が少ない担当者さんの場合、「田村さん、なんか変なコメントがついてます!どうしましょう!」と、慌てて私に連絡をしてこられることがあります。こんな時いつもお伝えしていることがあります。

すべてがいい反応だと気分はいいですが、この状態は「もとからあなたの会社に好意を持っている人」と繋がっているだけです。悪い反応が出てきたということは、あなたの想像の範囲外までSNSアカウントの影響力が及んでいるということです。まずはその状態を評価しましょう。そのうえでそれぞれのコメントについての対応方針を冷静に考えましょう。

 

「悪い反応」への対応は
・SNS上だけでなく社を上げてリアルに対応しなければならないもの
・問題となったSNS上で対応ができるもの
・放置しておくのが最善策であるもの
に分けられます。

ネットのニュースなどではSNSのトラブルが日々大々的に報じられています。しかし現場にいると、スルー対応がベストであると判断することが大半です。

もちろん明らかに企業側に責任があり、迅速に適切な対応が必要なケースもあります。状況の軽重を正しく判断して影響を最小限にとどめてください。

どのような場合にどのような対応が必要なのか。どのようなケースなら放置しておいても良いのか。こちらの書籍に書きました。ぜひお手元に置いてやってください。

 

「小さな会社・お店が知っておきたい SNSの上手な運用ルールとクレーム対応」 (2023/9/22発売)


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SNSのトラブルについての本を中小規模のビジネスに関わる方のために書きました。

大きい企業や組織では、専属の弁護士さんがいらしゃったりSNSコンサルタントとご契約されていたりします。クレームや悪質なコメントを書き込まれるなどSNSで問題が発生した時にすぐ専門家に相談できるような体制を整えておられます。

しかし、中小企業・個人事業主さんはそうではありません。いざ問題が発生した時には、身近にいるSNSに詳しい知人を頼るぐらいしか手段は無いのではないでしょうか。

 

私は2010年より企業や自治体へSNSの運用をサポートすることをお仕事にしています。基本的な業務は、いかにSNSを利用して求めている効果を上げるのかという視点で各団体のご担当者さまとタッグを組んでSNSを運用することです。

しかし、SNSを運用していると様々なトラブルが発生します。放置していてもまったく問題が無いものから、企業をあげてSNS外での対応まで必要なもの、アカウントをのっとられて意図しない投稿が繰り返される、などなど。。私もクライアント様の大小のトラブルを経験してきました。

 

トラブルに対する汎用的な対処法はありません。事態が発生するたびに適切な対応方法を判断し動きます。しかし、何件ものトラブルを見ているとある程度見えてくるパターンがあります。

そこで今回、特に専門家と直接お話される機会が少ないであろう、中規模・小規模の事業者さんにお役立ていただけるよう、SNSのトラブルについて防止方法や対処方法を分類し、できるだけわかりやすく表現し書籍にしてまとめてみました。

 

「小さな会社・お店が知っておきたい SNSの上手な運用ルールとクレーム対応」 目次(9/22発売)

1章:小さな会社・小さなお店の SNS 運用の基本的な考え方
今やビジネスに欠かせない SNS の役割
SNS の「攻め」と「守り」
主要 SNS の特徴を知っておこう
トラブルが発生しやすい SNS とは

2章 「守り」の体制を構築する
トラブルやクレームが発生した時のためにSNSを運用しておく
SNS 運用が上手な人の共通点
SNS 運用担当者がすべてを判断すると危険
担当者と責任者は複数人体制で運用する
運用担当者と責任者の役割を明確にする
SNS 責任者に適任な人材が社内にいない時はどうする?
コメント欄と自社についての言及を定期的にチェックする

3章「やっかいな声」や「クレーム」に対応する時の基本
スルー力を身につける
格言「消すと燃える」
トラブルの解決策をひとりで判断しない
すべてを SNS で解決しようとしない
SNS での議論はご法度
謝罪をする時には「誰に」「何を」伝えているのかを正しく伝える
謝罪時に絶対に使ってはいけない単語とは
時には毅然とした対応も必要
SNS で触れてはいけない話題とは

4章 商品・サービス・実店舗への批判に対応する
事例 1:某飲食店のウェブサイトで菓子を購入。賞味期限の記載でトラブル
事例 2:飲食店でメニューと異なる料理が出される
現状を正確に把握する
騒がせていることについて自社の考えを発信する
現時点で判明していることを発信する
正しい情報と誤った情報を明確に分けて説明する
批判への対応をチャンスに変える

5章 自社SNS発信の内容・企業姿勢・事業内容のへの批判に対応する
事例 1:他社商品の評価リストを作成して批判を集め、アカウント停止に
事例 2:災害時に販促情報を発信
直接レスポンスしない
背景や経緯を丁寧に説明する
説明はウェブサイトに掲載するだけでなく SNS にも投稿する
自然災害・大事故発生時は要注意
炎上しやすいジャンルを知っておく

6章 SNS外部の事象が要因でトラブルが発生した場合の対応
事例 1:企業の役員が外部の講演で失言
事例 2:社用車によるトラブル
SNS 担当者がコントロールできないトラブル
無敵のスクリーンショット
トラブルの影響度によって更新停止を検討する

7章 従業員や顧客による不用意な発信によるトラブル
事例 1:バイトテロ・従業員による不適切な行動
事例 2:顧客の不適切行動
従業員教育の重要性
従業員個人アカウントの扱い方
誤爆は防げるか?

8章 SNSトラブルを未然に防ぐ
トラブル発生のメカニズム
隠蔽は最悪手
ソーシャルメディアポリシーをつくろう
トラブル防止の万能薬は「事例共有」
過度な誹謗中傷に対する手段を知っておく
一般ユーザーとのコミュニケーション

 

より多くの方にご覧いただき、不必要なトラブルを防止してほしいと切に願います。ぜひこの機会にお求めください。
 
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ThreadsとはどんなSNSのなのか。Twitterとの違い

もう本日2023年7月6日は朝からThreadsで大騒ぎです。私も早速アカウントをつくりましたがロクなこと発信してないのでフォローはしなくて大丈夫です。

Twitterの突然の閲覧数制限騒動のなか、Twitterの代替となるメディアとして急浮上したのがInstagramやFacebookを傘下に持つMeta社によってローンチされたThreadsでした。私もまだ半日ほどしか触ってませんが、UIや操作方法はTwitterをはじめとしたこれまでのSNSと似ており、ストレスなく利用できています。

 

Twitterの代替メディアとして利用しているユーザーが多いので、自然とポイントは「Twitterと比べるとどうなん?」となります。主に機能の面でどの部分がTwitterと似ていてどこが違うのか、現時点(2023年7月6日16:00)でわかっていることをまとめてみました。iPhoneでしか触ってないのでAndroidの方はちょっと違うところもあるかもしれませんごめんなさい。
 

◆プロフィール・ネットワーク
・Instagramの情報をそのまま転載できる。独自に設定も可。
・Threadsのプロフィールを削除するにはInstagramのアカウントを削除する必要がある。
・元々Instagramでフォローしていた人にそのままフォロー申請できるので、既存のネットワークをつかって交流できる。

 

◆投稿
・1投稿500文字まで。
・リンクを貼るとサイトに設定されているサムネイル付きで表示される。
・DM機能はなし。
・ハッシュタグを投稿しても単なる文字列としてしか表示されない。
・検索機能の対象となるのはアカウント名のみ。投稿内容は検索できない。
・Twitter・Instagramのフィード、ストーリーズへの転載が簡単(Twitterに転載すると普段よりインプが低くなる気がする)

・TwitterやInstagramの投稿リンクを貼ると元投稿の画像も表示される。


・保存・ブックマーク機能はない。
・リツイートみたいなのと引用リツイートみたいな機能はある。

 

◇画像・動画
・10枚貼れる。
・16:9 9:16 いずれも自動トリミング無しで表示される。
・動画の長さは5分まで。
・画像は長押しで保存できる。

変更・追記するべき内容がわかれば編集します。

 

ここからは私の感想です。

新しいSNSが登場すると、今回のように一斉にユーザーが群がり話題になるケースと、人知れず利用者が拡大し気づけばスタンダードになっているケースの2通りあります。

前者で言うと、ここ数年の間でもサービス開始と同時に大いに話題になったSNSがいくつかありましたね。でもその後、当初の勢いを維持して既存のビッグメディアを凌いだという話はあまり聞きません。

今回のThreadsの場合はMeta社が運営しているということ、Twitterの失策にも乗じて注目度は高い、などの要因から、開始半日で1,000万人のユーザーが利用を開始したという話もあります。さて、これまでの一発屋SNSとは異なるのか、同じ経路を辿るのか、注視しておきましょう。

企業アカウントを運用しているみなさんも少しいじってみても良いかもしれませんが、ただちに本格運用をする必要はありません。完全に定着しそうだと判断できた時点から始めてもぜんぜん大丈夫です。これまでのSNSの例で言うと、普及したあとの後発組でも十分有効に活用できています。
 
あ、SNSマネージャーの資格を持ってる方は、全員とにかく一度触っておいてください。使えるも使えないも、使ってない人が言っても説得力がありませんから。

 

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ChatGPTにInstagramに添付するハッシュタグを考えてもらう

Instagramのハッシュタグ、ツールを使ったりInstagramの検索機能をつかったりフィードに流れてくるものを自分も採用してみたり、収集から活用までの方法はいろいろありますね。

 

んー、でもこれ、AIに聞いたらいいんじゃないのか?ということでやってみました。

まあまあですね。使えるものもあったりちょっと違うなというものもあったり。

 

さらに、海外のユーザーにも伝わるように追加でオーダーを出してみました。

こっちのほうが見栄えがいい。

 

では、私のクライアント様にはこれがどう役立つか。旅行業界向けのハッシュタグを出してもらいましょう。

今回からは新たに言わなくてもアルファベット版も出してくれます。

 

もうちょっと絞り込んでみます。先日お伺いした「網走」に関連するハッシュタグを考えてもらいます。

はい、それなりに使えそうです。ただ「網走」をピンポイントで探している人にはいいかもですが、もうちょっと広域に行き先を探しているユーザーにも見てもらえるよう、範囲を広めてみました。

 

ChatGPTによって抽出されたハッシュタグを、それぞれInstagramの検索機能で既に発信されている投稿数を見てみると、100件未満のものがほとんどです。

しかし #hokkaido #網走 などのビッグワードを組み合わせながら、新たにChatGPTで抽出したハッシュタグを使って広めていくなど、活用法は考えればいくらでもありそうです。

 

Instagramのハッシュタグを考えるのにウンウンとひとり悩んでいないで、ChatGPTに聞いてみると良さそうですよ。

 

田村でした。

 

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ChatGPTにTwitterアナリティクスのデータを読み込ませて分析する

Twitterの運用レポートを作成する時間がだいぶ短縮できそうです。

 

まずTwitterアナリティクスを開きデータをCSV形式でエクスポートします。

By Tweet でも By day でもいいですが、一つ一つのツイートの内容を分析するにはBy Tweetの方がいいです。

 

保存したCSVデータをメモ帳などで開き全文をコピーしておきます。

 

ChatGPTで以下のように入力します。入力する内容はあなたが確認したいものにカスタマイズしてください。

・あなたはソーシャルメディアコンサルタントです。
・添付するTwitterアナリティクスのデータ(CSV)を分析してください。
・各ツイートの寸評を記載してください。
・各ツイートのインプレッション数をより多く獲得するためのアドバイスを記載してください。
・各ツイートの内容を併記してください。
・各ツイートのインプレッション数・エンゲージメント数など重要な指標を併記してください。
・アドバイスや総評は一般論ではなくこのアカウントに特化したものにしてください。

この質問の下にさきほどコピーしたCSVデータを貼り付けます。

送信すると入力した内容のとおり寸評やアドバイスが表示されます。

途中で回答が止まった場合は「つづけて」と入力すると残りの部分についても表示されます。

さらに詳細な情報がほしい時には
・エンゲージメント数について詳しく分析する
・フォロワーを獲得するための施策について提案してください

などと書き込むとそれに応じて改めてアウトプットされます。

※アウトプットされた文章はよく確認し、微調整が必要なら手作業で修正のうえ報告できる文体にしてください。

※CSVデータが大きく文字数のリミットを超える場合は、対象期間を絞るなどして対応してください。

 

所属している企業での報告会のまとめ、クライアント様へ提出するレポートに記載する、SNS運用者自身の改善ポイントの抽出をしたい場合など、いろんな場面で使えます。

 

 

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ChatGPTを使ってSNSの投稿ネタを抽出する

SNSを活用する上で、コンテンツの投稿は非常に重要です。しかし、毎日継続的に投稿することは容易ではありません。そのため、日々新鮮なアイデアが必要になります。

そこで、ChatGPTを活用することで、投稿ネタのヒントを得ることができます。ChatGPTは、大規模な自然言語処理モデルであり、様々な分野の情報を学習しています。そのため、ChatGPTに質問やキーワードを与えることで、新しいアイデアを得ることができます。

 

以下では、ChatGPTを活用した投稿ネタのヒントを得る方法について、具体的な例を交えながら説明します。

1.フォロワーの問題や悩みについて聞いてみる
自分のフォロワーが抱える問題や悩みについて投稿すると、共感を得ることができます。しかし、どのような問題があるのか分からない場合は、ChatGPTに質問してみると良いでしょう。

例えば、「◯◯についてのフォロワーの問題」や「◯◯についてのよくある悩み」などのキーワードを与えてChatGPTに質問することで、フォロワーが抱える問題や悩みについてのアイデアを得ることができます。

2.自分の専門分野に関する情報を探す
自分の専門分野に関する情報を投稿すると、自分のアカウントが専門家として認知されることができます。しかし、毎日専門分野に関する情報を得ることは簡単ではありません。

そこで、ChatGPTに自分の専門分野に関するキーワードを与えて、情報を得ることができます。例えば、「自分の専門分野に関するニュース」や「自分の専門分野に関するトピック」などのキーワードを与えることで、新しい情報を得ることができます。

3.記念日や季節のイベントに関する情報を探す
記念日や季節のイベントに関する投稿は、人々の心をつかむことができます。ChatGPTにイベントや季節に関するキーワードを与えて、アイデアを得ることができます。

例えば、「春のおすすめイベント」や「夏のお祭り」などのキーワードを与えることで、季節やイベントに関する投稿のアイデアを得ることができます。

4.自分の興味や趣味に関する情報を探す
自分が興味や趣味を持っていることについて投稿することは、自分自身が楽しめるだけでなく、同じ趣味を持つ人たちとの交流のきっかけにもなります。

そこで、ChatGPTに自分の興味や趣味に関するキーワードを与えて、情報を得ることができます。例えば、「自分の趣味に関するニュース」や「自分の興味に関するトピック」などのキーワードを与えることで、新しい情報を得ることができます。

5.クイズやトリビアに関する情報を探す
クイズやトリビアに関する投稿は、人々の興味を引くことができます。そこで、ChatGPTにクイズやトリビアに関するキーワードを与えて、アイデアを得ることができます。例えば、「◯◯についての面白いクイズ」や「◯◯についてのトリビア情報」などのキーワードを与えることで、新しい情報を得ることができます。

 

以上、SNSの投稿ネタに困ったときにChatGPTを活用して、アイデアを得る方法について説明しました。毎日新しいアイデアを絞り出すことは大変ですが、ChatGPTを活用することで、より良い投稿ができるようになるでしょう。是非、試してみてください。

 

 

Twitter blueの設定をしてみたので今わかっていることを書いておく

2023年1月11日、日本時間のお昼すぎ頃から徐々にTwitterblueを利用できるアカウントが見られるようになりました。私も早速運用している3つのアカウントでTwitterblueの利用設定をしてみました。

今から使いこなさないといけないのですが、やってみてわかったことを列挙しておきます。

 

・採用できるアカウントとできないアカウントがある
Twitterで新しい機能が搭載される際、いつものことではあるのですが一斉に全アカウントで新機能が使えるようになるわけではありません。私が運用しているアカウントの中でも、まだTwitterblueのメニューが表示されないものもあります。

※過去3日以内にプロフィール名などを変更した場合も使えないようですね。

 

・価格
スマートフォン(Twitterアプリ)からだと1,380円。Web版からだと980円です。私は1つだけスマホから加入してしまいました。

 

・ツイートの編集
ツイートしてから30分以内に最大5回ツイートを編集できます。編集履歴は他のユーザーにも公開されます。

 

・長い動画をアップロード
フルHD(1080p)の動画を、最大60分のものまでアップできます。60分の動画をアップするにはPCから操作することが必要です。スマートフォンからアップできる動画の最大値は10分です。

 

・ツイートの取り消し
投稿後に誤字脱字などがあることに気づいた場合などにツイートを取り消すことができます。取り消すことができる時間も好みに設定できます。「いや、やり直したいときはツイートしたあとに削除したらいいんじゃないのか?」とも思いましたが、この機能を使うと最初に入力した文面をそのまま修正できるので、ちょっとだけ便利かもしれません。

 

ほか、上記のメニューも含めてこんな感じでできることが並んでいます。

 

※1月11日15:00現在、Twitter blueの代金決済が完了したアカウントにはこのような通知が届いています。設定した3アカウントすべてにおいて、まだ青のチェックマークは表示されていません。

 

 

世界へボカンのYouTubeチャンネルで「自身のビジネスに合ったSNSの運用法」についてお話しました

世界へボカン株式会社 徳田裕希さんとYouTubeで対談しました。

https://www.youtube.com/watch?v=kso1rTxx1Uo
 
 
Instagramが流行ってる。最近はTikTokが良さそう。Facebookはもう効果がない。

などなど感覚的にSNSを選ぶのではなく、それぞれのメディアの規模感や特徴と自社のビジネスの性質や状態に合わせて「どのメディアで」「何をやるのか」を正しく定めましょう。

 

SNSマネージャー養成講座のダイジェスト版のような内容になっていますので、ご受講をご検討されている方もぜひご覧ください。
 
 
 

手前みそではありますがSNSマネージャー養成講座を半年やってきて気付いた予想外のメリットを書きます

今年の半ばから、SNS運用についての基礎知識を身に付けていただく「SNSマネージャー養成講座」を始めました。

SNSの基本知識をインプットしていただく初級講座は月に5回前後。インプットした知識をアウトプットし、普段の業務に役立てていただく上級講座は月1回。講座の運営に携わっていただきながら、自らも講師として伝える側になる資格を得られるチーフ講座も月に1回。

私の課した無茶な量の課題をクリアしていただき、見事チーフSNSマネージャーの資格を取得していただいたみなさまのご協力をいただきながら、コンスタントに開催できています。

 

当初この講座は、従来私が直接クライアントさまにしか伝えられなかった基本的なSNSについての知識と運用するうえでの考え方をより多くの方に伝えたいと考えたところから始まりました。

2015年頃から毎月開催していたウェブ解析士協会での「ソーシャルメディアマネジメント研究会」にて、ポロっとこの講座の構想を漏らしたところ、周りの皆様のご協力を以ってあれよあれよとカタチにしてくれたというのが実状です。

最初は「なんかおもろそう」から始まり、その後講座開設に向けてガッツリ取り組んでくれた井水さんとか、もうほんとに感謝です。

 

で、この講座。最初は「SNSのことをたーくさんの方に伝えたい」と思って始めたのですが、半年ほど運営していて少し当初とは方向性が違うメリットを感じています。

※ちなみに最初はこういう暑苦しいことを思ってました(今も思ってますが)
2020年6月27日 ウェブ解析士協会コラム:SNSの基本的な知識を学べて、適切なSNS運用ができる「SNSマネージャー養成講座」
 

加えて新たに気付いたメリット、2つあります。

1.コミュニティでの情報共有がそれはもう活発で

初級SNSマネージャーに合格したみなさんにはFacebookのSNSマネージャー合格者グループに招待しています。

このグループ、当初は伝達事項などを確実に伝えるための手段として作ったのですが、私が目を離しているスキにいろいろおもしろいことが起こっています。

・SNSマネージャーに合格した方が業務の中で感じた疑問や問題点を質問し、それに対してチーフSNSマネージャーのみならず、他のSNSマネージャーも積極的に必要な情報を提供してくれる。

中には私も知らないツールや最新情報が紹介されていたりして、私自身も勉強になったりしています。

初級SNSマネージャー

担当者が少ない企業さんや個人で事業をされている方など、こういう質問が気軽にできる環境はすごくいいんじゃないでしょうか。

・SNSマネージャー合格者限定のショートセミナーが展開されている

これは私からお願いしたことなのですが、チーフSNSマネージャーによる「30minセミナー」を、SNSマネジャーFacebookグループで不定期に開催しています。

LIVE配信なのですがあとでも視聴していただくことが可能です。講座参加時に配布するテキストには掲載されていないツールの紹介やSNSの活用法などが展開されています。

これまでも稲葉チーフの「SNS✕採用」、里村チーフの「リード獲得できるSNS広告事例」、積チーフの「TikTok for ビジネス」などを実施していただいています。

SNSマネージャー 30minセミナー

・勝手にアンケートを作って集計したりしてくれる

ある上級SNSマネージャーの方から「SNSマネージャーに合格したみなさんがおすすめするTwitterアカウントを聞いてみたいです!FacebookのSNSマネージャーグループでアンケートとってみてもいいですか!?」とご連絡いただきました。

コミュニティが活性する、かつ収集したデータはSNSマネージャーみんなの役に立つ!ということで、どうぞどうぞと答えました。こういう前のめりな感じ、すごくうれしいです。

 
レビューもいっぱい頂いています。

2.所属組織の壁なく情報共有が行われている

SNSマネージャーの資格に挑戦していただく方のプロフィールは千差万別。講師として活動してくれているチーフSNSマネージャーのみなさんだけ見ても、経営者さんや個人事業主さんからいくつかの広告代理店の社員さんたちまで、業界や企業の垣根なく携わってくれています。

各々のチーフが自社の利益のみを追求するのではなく、普段業務に活かしている知識を持ち寄りながら、受講生にお伝えするコンテンツを日々喧々諤々練っています。

理想はこの体制をうまく利用し、SNSマネージャー養成講座を受講していただく皆さんにより役立つ情報を還元できる状態にすることです。

 
 

最初はただ「SNSを業務に使うことのハードルを取り除き、基本的網羅的な内容を伝えたい」という思いで始めたSNSマネージャー養成講座でした。

始めてみると、プロジェクトに参加していただく皆さんのおかげで、思いもしなかった動きが出てくるものですね。集合知のパワーはすごい。

大量の課題をクリアしたチーフSNSマネージャー・上級SNSマネージャーの皆さま、忙しい中まる1日の講座を受講して頂いた初級SNSマネージャーのみなさん、ほんとうにありがとうございました。来年もなにとぞよろしくです。

 

来年、SNSマネージャーの資格に挑戦してみようかと考え中のあなた。開催スケジュール等詳細はこちらから。
SNSマネージャー養成講座 開催スケジュール・詳細
 

まず、初級資格を取得していただくことで「自分はSNSの基本知識を持っている」ことを証明できます。実務に活かしたり、就活や転職にもご利用ください。

※初級講座は毎週のように開催されています。土日祝日もありますのでご都合のいい日時を選んでくださいねー
 
 

「初級SNSマネージャーはカンタンすぎて役に立たなかった。」

こんにちは、田村です。7月より講師のみなさんのご協力をいただきながら、SNSマネージャー養成講座を展開しています。

すでに100名を超える方にご受講いただいており、受講生のみなさんならびにご協力頂いたみなさんには感謝しかありません。

 

SNSマネージャー養成講座は、規模業種問わずすべてのビジネスに関わる人に向けて、SNSの本質を知ってもらおうと、多くの方のご協力を得ながら毎週オンライン講座を中心に開催しています。

毎回講座修了後、受講生のみなさんにアンケートをご記入頂いているのですが、大多数の方はご満足頂いており、方向性は間違っていなかったとホっとしております。

その中で少数ではありますが、この記事のタイトルにもしている「カンタンすぎて役に立たない」というお声もあります。これはあきらかに私の説明不足であり、反省している点でもあります。

そこで改めて、「カンタンすぎて役に立たない」というお声に対する私の考えを、今後SNSマネージャー養成講座をご受講いただく方にお伝えしておこうと思います。

 

まず、初級SNSマネージャーは、ビジネスに関わるすべての人に、可能な限り網羅的にSNSの本質と基本をご理解頂くことを目的としています。

今やSNSは企業のプロモーションツールとして、多くの企業で当たり前に活用されています。

ですが、メディアの基本・本質を知らないために、「即効性がありそうな施策」「話題になっている施策」を勧められるままに実施し、その企業が本来SNSに期待する目的とはかけ離れた運用状態になっていることが少なくありません。

この不幸な状態は、各企業のご担当もしくはそれをサポートする方が、各SNSの本質と特徴と機能の基本的な部分を知っておくことによって解決できるのではないかと考えました。

この考えをもとに作ったのがこの講座であり、受講していただく方に配布しているテキストです。

 

つまり逆に言うと

・SNSに関する最新知識やテクニックを取り入れたい、とお考えであり
・すでにビジネス面でのSNS運用にある程度携わっており、
・SNSの機能や運用パターンの基本を熟知されている

方にとっては「カンタンすぎて役に立たない」「知ってることばかりだった」というご感想になるわけです。ムリもありません。

 

しかしSNSマネージャー養成講座を受講していただくことは、みなさんに基本的な知識を身に着けていただきたいという意図とともに、もう1つ意義があると思っています。

「自分はSNSの基本知識を持っている」ことを、あなたの知らない第三者に証明できるようになる、という点です。

 

講座では、半日の講義のあと、オンラインで試験を受講していただいています。試験ではInstagram・Twitter・Facebookを中心にLinkedInやPinterestなども含む、あらゆるSNSについての特徴や機能について出題されます。合格ラインを超えた点数を獲得された方には認定証を発行しています。

 

試験に合格された方の中から「名刺やSNSのプロフィールに『初級SNSマネージャー』と記載しても良いでしょうか?」とご質問を頂くこともあります。当然、ご本人ががんばって獲得された資格であり、堂々とご記載いただければ結構です。

すでに一定の知識をお持ちの方であったとしても、ご自身の実績アピールに加えて知識があることを証明する裏付けとして、SNSマネージャー試験に合格したという事実をご利用頂くことができるのです。

また、「今はSNSは趣味程度でしか使ってないが、将来はSNSに関連するお仕事をしてみたい」とお考えの方にとっても、SNSマネージャーの試験に合格しておくことは有利にこそなれ不利になることはないはずです。有効にご利用いただけると、講座の作成者としてこれより嬉しいことはありません。

 

まとめると、

◆受講するとメリットがあるケース
・自己流でSNSをやっていて、体系だててそれぞれを勉強したことが無い方
・個人でSNSを利用したことはあるがビジネスでは利用したことが無い方
・関連部門の社員さんにSNSの基本知識を伝えておきたい企業さん
・今からSNSの運用を開始する企業さん、SNSの運用を開始して間もない企業さんとそのご担当者さん
・SNSに関するお仕事に就きたい学生さん
・SNSに関する基本知識は十分にあるが、それを第三者に証明できるようにしておきたい方
・SNSの知識を身につけかつそれを証明できるようにしておきたい、WEBプロモーションの専門家の方

◆受講してもメリットは少ないケース
・SNSに関する基本知識は十分に持っており、かつ第三者に説明できる実績もすでにある方

 
といったところでしょうか。

 

まだまだこの講座について説明が不足しているかもしれません。今後もさまざまなご意見を頂くことがあると思います。必要に応じて私の考えをアウトプットしていきます。

 

SNSマネージャー、初級講座はほぼ毎週開催しています。ご興味あればぜひ。

>>初級SNSマネージャー 開催スケジュール(日祝もあります)