ソーシャルメディア関連ニュース 2018年2月19日〜2月25日

SNSニュースピックアップ 2/19-2/25

 

ザッカーバーグが支援する米「オンライン個人レッスン」の威力

「オンライン講座の可能性は様々な分野に広がっている。寿司職人の育成も可能だし、デジタル広告の専門家を育てることも可能だ。米国最大の個人指導プラットフォームとして、様々な分野にチャレンジしていきたい」

オンラインで寿司職人に。。スポーツ以外のことは大体できるようになるのか。いや、スポーツもオンラインでトレーニングできるようになるのかも。ただ、いくらツールが充実しても最後は本人がマジメに取り組まないといけませぬ。

ちなみに、私が出てるオンライントレーニングサイトはこちら。ちょっと動きすぎですね。もう少し落ち着いたおっさんになります。

 

LinkedIn に再注目するパブリッシャーたち:Facebook依存からの脱却

今年に入って早々に発表された、Facebookのアルゴリズム変更に対しての動きです。News UK参加のThe TimesとThe Sunday Timesでは、LinkedInでの情報公開に力を入れていく計画だそうです。

動画広告への対応や、そもそも日本の場合はユーザー数の問題などもありますが、企業のFacebook離れという大きな流れの中でユーザーを獲得することはできるのでしょうか。

 

混戦のインド「デジタル決済市場」を狙うフェイスブックら

こちらインドの人口ピラミッド。

日本と違って、まさにこれからの国なのです。今後数十年にわたって明らかに市場が拡大する国の中でのシェア争いは熾烈になるわけです。決済手段を抑えれば、カネが動くたびにプラットフォームに利益が落ちるのですから。WeChatが来る前に抑えてまえーーー!って感じですね。

 

Facebook、新ポリシーでインフルエンサーの締め付け強化:一部パブリッシャーのビジネスモデルも崩壊?

「ああ、インフルエンサーさん。いままでウチのコンテンツをFacebookでシェアしてもらって報酬を払ってたけど、もう効果なくなるみたいだからやめようと思ってるんだよねー」というおはなしです。

 

ツイッターで流行中の「#ドクターに言われた衝撃的な言葉」が “笑劇的” すぎる! 犬の耳が聞こえない →「無視してますね」など

先週ツイッターで流行った、衝撃的なお医者さんとのやりとり集です。今もまだ新しいネタが追加されていますので見てみてください。エコーに写った赤ちゃんがピースしてたり、飽きません。ツイートの参考になるかも。

#ドクターに言われた衝撃的な言葉 Twitter検索

 

企業活用でも要注意! Twitterアカウントの乗っ取りの原因と対策まとめ

クライアント様のTwitterアカウントがのっとられて、どえらい目にあったことがあります。女性向けのアカウントにいきなりエロ画像がバンバン上げられました。

幸い、そのアカウントでは、日頃からしっかりとフォロワーさんとのコミュニュケーションがとれていたので、急激にフォロワーさんが減ることはありませんでした。逆に多くのフォロワーさんから「◯◯(企業名)さん、のっとられてます!!!」というリプやDMが送られてきてました。

(思い出すだけで冷や汗が)

ポイントは「パスワードのこまめな変更」と「信頼性の低いアプリは連携しない」ことです。基本の基本ですが、恐ろしい目に合わないようにめんどくさくても対処しておきましょう。

 

米ツイッター、偽情報拡散する自動プログラム「ボット」禁止へ

要は、いわゆるフェイクニュースを、ソフトウェアを使って複数のアカウントから投稿し、多くのユーザーが言及しているように見せる、という行為に対して制限をかけたということです。

ただこれ、hootsuiteなどの投稿管理ツールとかを私よく使ってるんですが、そこから「いいね」したりするものダメなんでしょうかね。

 

このニュースを受けて↓

ツイッターが「複数垢からの投稿禁止」に 「バルス祭り」に不安の声

という心配をみなさんが。いやいや、それやったらトレンドに載るようなツイート全部アウトですやん。

 

Twitterの広報さんもこうおっしゃってます↓

「“バルス”禁止ではない」話題の“Twitter新ルール”のウソ本当、日本の広報に聞いてみた

ということです。遠慮なくバルスやりましょう。

 

最後にインスタ。

エンドユーザーに訴求する! BtoB企業6社の事例から学ぶ、Instagram活用ポイント

セミナーとかで質疑応答タイムに入ると、必ず「ソーシャルメディアってBtoBの場合も効果があるんでしょうか?」と聞かれます。何を以って「効果」とするかを定義する必要はあるのですが、私の答えはいつも「BもCも一緒です。見てるのは人間ですから。」と答えています。Insta運用は上記の記事を参考にしてください。

 

 

いや、Facebookのアルゴリズム変更、発表されてから界隈のざわめきがおさまらない感じです。今週はTwitterのBot制限によるバルス不安もありました。

FacebookもTwitterも、言うまでもなく独立した企業です。

もちろん、これらの情報伝達に優れたプラットフォームを利用することは、今は必須です。しかし、ひとつの企業が母体となっているプラットフォームに依存したプロモーションをしていると、いざルール変更があった時に取り返しがつかないことになります。

自社でコントロールできるコンテンツを軸にしながら、あくまでもソーシャルメディアはそのサテライトであるという認識を持って、各メディアを運用しましょう。

 

それではまたお会いしましょう。

田村でした。

 

 

プロフィール・実績・掲載メディア(雑誌・新聞)・お問い合わせ


ソーシャルメディア関連ニュース 2018年2月12日〜2月18日

SNSニュースピックアップ 2月12日〜2月18日

 

仕様変更? それとも不具合? Twitter画像の並び順がランダム化する現象に利用者困惑

あー、先週これありましたねー。TwitterとかFacebookの機能についてよく「きのうまであったあのボタンがありません!」とか「投稿したはずの動画の表示がヘンなんです!」とか、慌てたクライアント様からメッセージが飛んでくることがあります。そんな時、いつも私の回答は「たぶんひと晩寝たら直ってますので、ちょっと見ておきましょう(コピペ)。」です。

 

FBフィード改変、重要度増す コミュニティマネージャー

これちょっと違うかなと思ってます。Twitterならこのまま書いてるとおりにやればいいんですけど、Facebookの場合はコミュニティマネージャがエンゲージを高める以前に、広告を使って情報そのものをユーザーに届ける必要があります。

✕Facebookのアルゴリズムが変わった→コミュニケーションをより重視する!
◯Facebookのアルゴリズムが変わった→広告でまずファンに情報をリーチさせる→リーチしたことによって発生するコミュニケーションをより密にする

です。

ちょっと話がそれますが、1月に公表されたFacebookのアルゴリズム変更について、各社各メディア過剰に反応しすぎです。いろいろデータとってますが、確かに動画のリーチは以前と比較し目に見えて減少しています。

しかしその他のコンテンツについては、今回のアルゴリズム変更があろうがなかろうが「広告を利用しなければリーチしない」という状況は、2年ほど前からほぼ変わってません。全然今に始まったことではないのです。

じっくり自社の数値を見極めてから対応してください。

 

そして似たような記事がこちら↓

FB フィード改変を機に、メディア予算を拡大する広告主

Facebookを「見せたい人に見せたいものを見せる場である」と割り切って使うのも、選択肢としてはアリです。どっちにしても企業にとっては、Facebookは広告を併用しなければユーザーにリーチできないメディアなので。

あ、そうそう。広告やるならこの本がとってもいいと思いますんやわ。もんのすごくわしく書いてますし。

 

バレンタインデー、「チョコ」ツイートは年間最多

2015年から2017年まででTwitter上で「チョコレート」「チョコ」という文字列が含まれているツイートが、バレンタインデーにどう推移したのか。ツイート件数の伸びで言うと2015→2016がだいぶ伸びてますね。さて、今年はどんな感じだったのでしょうか。

 

24歳以下の若者の「Facebook離れ」が続く一方でユーザー数自体は増加傾向

ツイッターでも言いましたが、ここ何年かずっと「若者のFacebook離れ」って言われてて、そんだけ毎年離れていってるのなら、もう今は10代20代はすっからかんなのかというとそうでもないですよね。

ソーシャルメディアニュース 2018年2月

確かに、普段のコミュニケーションツールとして、Instagramを筆頭に若者のメディアが続々と出てきています。ただ、特に若いみなさんちょっと考えてみてくださいね。

Facebookにはオッサンオバハンがいっぱいいる。そして、まだまだ多くの企業やプロジェクトにおいて人材の採用やビジネスパートナーを確定する過程では、オッサンオバハンの裁量権がでかい。持ってる予算もオッサンオバハンの方が比較的でかい。ということは、です。

確率のおはなしです。20歳前後のユーザーが大多数を占めるメディアで自分の能力をアピールするか、40OVERのユーザーも一定数いる場所で自分を出すか。どちらがスケールの大きいお仕事につながりやすいですか?

 

企業が求める個人の影響力。店員の「インフルエンサー化」で小売業に新たな風

小売だけに限らず、BtoB企業の営業スタッフとかにもぜひやっていただきたい。企業側もある程度の自由度を社員にもたせてぜひ取り組んでいただきたい。「お客様の情報を流さない」「業務上著名人と接触したことを許可なく発信しない」など、数項目の禁止事項だけ決めて取り組める環境を整えればできます。これは早くやったもん勝ちですよ。

 

ホットリンク、企業が炎上を疑似体験できるプログラム 『1時間だけ炎上防災訓練』を無償提供開始

なんでこんな面白いことをしれっとマジメにプレスリリースできるのかがわからない笑。そして無料。ふだん「炎上ガー」「誹謗中傷ガー」と言ってる企業の担当者や上役のみなさん。これ無料ですよ。デメリット無いんですよ。やらないんだったらあの「ソーシャルやらない理由」はウソだったということになりますね。今度本当の理由を聞きにお伺いします。

 

Facebook、個人的な投稿を促す新機能「Lists」をリリース

いやー、これやるかなー??ちょっと私自身がこの機能使ってバンバン投稿してる場面が、いまんとこは想像できません。ただ、Facebookが個人ユーザー同士のエンゲージを高めるために、いろいろ動いてることは見えますね。数ヶ月後・数年後、ほんとうにそうなっていくのか、見ておきましょう。

 

 

それではまたお会いしましょう。

田村でした。

 

 

プロフィール・実績・掲載メディア(雑誌・新聞)・お問い合わせ


ソーシャルメディア関連ニュース 2018年2月5日〜2月11日

Instagram Facebook Twitter その他ソーシャルメディア関係ニュース 2018 2月

 

スマホでモーションキャプチャ フェイスブックが開発中

コレができるようになると、簡単にひとの動きをアバターに置き換えられるようになります。既に体にセンサーを付けてモーションキャプチャを記録する技術はあるようなのですが、スマホのカメラだけでできるようになると、いろんな遊び方ができそうですね。

 

「静岡県庁わかものがかり」ツイッターに開設 大学生らターゲットに情報発信

自治体が若者に向けて情報を発信するツールとして、Twitterを選んだのは良いですね。他の自治体のみなさんも参考にされてはいかがでしょう。

静岡県庁わかものがかりTwitter

 

フェイスブック、休眠ユーザー呼び戻しに躍起-メール攻勢で復帰促す

チリのユーザーの体験談が載ってます。日本でも同じような経験をされた方はいらっしゃるのでしょうか。

 

Facebook「グループ機能」を試す、ブランドマーケターたち:コミュニティ重視への転換を受け

もう何年も前から「顧客の囲い込み」という完全企業目線的な試みがいたるところで行われています。しかし、実際には囲い込まれたい顧客など存在せず、成功した事例を見たことはありません。クローズなスペースに顧客を呼び込むよりも、オープンな場で接触頻度を高めることを重要視するほうが得策だと思うのですが。

 

10代のツイッター利用時間1日約85分 全年代で最多、フェイスブックはやや不人気

ジャストシステムさんの「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査」。1日の平均利用時間は、
ツイッター>インスタ>フェイスブック
だそうです。10代のユーザーは1日85分もツイッターしてるそうです。

 

Twitter利用者の4割以上が、アンケート投稿に回答

こちらもジャストシステムさんの「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査」から。「アンケート投稿」を見て回答したユーザーは4割以上といいますが、これを多いと見るのか少ないと見るのか。

 

Instagramがストーリーズでのリグラム機能をテスト中…

24時間で見られなくなる「ストーリーズ」でのリグラム機能。実装されるのか、どんな表示になるのか。そして、また見るべき指標が増えてしまうのか。

 

ブラジル大手紙、フェイスブックへの記事配信中止

企業やメディアのFacebook離れという流れはもはや止められないのか。。

 

Twitterにオリンピック応援絵文字 「#JPN」で日本国旗など

最後は絵文字ハッシュタグ。おもろいのでついついやってしまいますなこれは。がんばれ日本。

 

 

それではまたお会いしましょう。

田村でした。

 

 

プロフィール・実績・掲載メディア(雑誌・新聞)・お問い合わせ


企業の中の人的なソーシャルメディア運用がもたらした超個人的な体験からその価値を考える。

1.2018年のお正月、岐阜の温泉に行きました。豪華おせちを食べて満腹になったところで露天風呂に入ることにしました。脱衣所にコレがありました。


その時の僕のアタマの中
↓↓↓
なにこのかっちょええ体重計。。。「あっ、タニタって書いてある!タニタさんのや!こんなところまで進出したはる!!」

 

いつもこんな感じのツイートを見てるだけです。

 

2.温泉から自宅に戻ってきました。自宅のポストには年賀状が入ってました。その中から阪南市の知人からのものがありました。

その時の僕のアタマの中
↓↓↓
あれ、阪南って言うたら森アルさんの会社があるとこと違ったっけ?

 

3.2月になってプロ野球のキャンプが始まりました。僕の好きなあのチームでも新戦力やベテランがユニフォームを着てグランドに出ている姿がテレビやネットニュースで流れるようになりました。

その時の僕のアタマの中
↓↓↓
ラブラボさんの会社ぬくぬくの沖縄やったなぁ。。いいなぁ。


えっ、寒いんや!

関連する言葉や写真やモノを見ると、ある企業が連想される。これ、すごいことじゃないでしょうか。企業側がなんらかの仕掛けをすることによって、消費者の脳内に企業名を刷り込ませる。コレって昔々はテレビCMとかバンバン流すしか方法は無かったと思うのです。

「やめられないとまらない」「関西電気保安協会」は全員テレビで見た記憶しか浮かんでこないはずです。

怒られるかもしれませんが、「森田アルミ工業」さんという企業名は、僕がTwitterやってなかったら未だに知らないはずです、たぶん。

 

ただ、ちょっと前までは「だからソーシャルメディアでどんどん露出して認知度をあげましょう!」というところまでにとどまっていました。そして認知度を上げることに価値を感じる企業さんだけが、安価に目的を達成できる手段として、積極的にソーシャルメディア運用に取り組んでいました。

逆に「いや、せっかくソーシャルやるんやったら売れないと意味ないっしょ」という企業さんは、あまり積極的にTwitterやFacebookに取り組むことはありませんでした。

 

ところが最近「ソーシャルメディアで露出を増やすと売上げも連動して上昇する」ということが、少しずつわかってきました。

その一端がこちらに書いてますので、ご興味あれば見ておいてください。

>>本当のインフルエンサーとは、自分の投稿をリツイートしてくれる人|ビッグデータを扱うjigen_1さんの語るTwitterオーガニック論とは?

 

今僕が書いてるこの記事も、上に載せたリンク先の記事も、基本「Twitter」が話題の中心となっています。では他のソーシャルメディアでは効果が無いのかといえば、まったくそうではありません。

日本のTwitterユーザーは現在2800万人。確かにボリュームとしては大きいですが、それでもまだまだTwitterをやっていない日本人は何千万人と存在します。やっていないユーザーには情報が届きません。

ソーシャルメディアというくくりで言うと、InstagramやFacebook。あとBtoBビジネスを展開していたり海外のユーザーと交流したいならLinkedInや、ビジュアル訴求を深めたいならPinterestなど、露出できるメディアは無数に存在します。ある企業のインスタアカウントでキレイな画像や動画をいつも見ているという状態なら、同じことが充分起こり得ます。

各メディア上でユーザーと接触する頻度を上げておくと、温泉地で僕がタニタさんのことを思い出したように、日常生活のいたるところで企業や商品のことを思い出してくれるようになるのです。そしてそれが売上に結びつくということが発生するのです。

—–

最近、セミナーや講演会で強調して伝えているのは

「ソーシャルメディアをやるべきか否か」を検討するのではなく「ソーシャルメディアで何をするべきか」を考える段階に入っていることを理解してください。

ということです。

 

この記事で紹介したようなアカウントのTwitter運用もいいですし、ここまでしっかり運用できないという状況ならそれなりの運用方法もあります。また、今やTwitterもFacebookもただ人員だけを充てて運用するだけでは影響力を持つことは難しく、広告を併用することも必要です。

バランスを考え、効果を検証し、いかにソーシャルメディアでいかに存在感を示すことができるのかを考え、ソーシャルメディアの運用に取り組んでみてください。

 

あ、中の人のみなさん。本当にありがとうございます。みなさん広告も使ってみてくださいね。

田村でした。

 

プロフィール・実績・掲載メディア(雑誌・新聞)・お問い合わせ