複数のソーシャルメディアを運営しなければいけない理由と万一の事態のために打っておくべき対策とは
Facebook Twitter。。。ソーシャルメディアだけに依存することによるリスクとは?
ソーシャルメディアはとても便利なツールです。僕のまわりでも、ソーシャルメディアが無ければ起こりえなかったようなことが次々と起こっています。絶対にお会いできないような方と会えたり、ソーシャルメディア経由で突然お仕事のご依頼を頂いたり。。。
おそらく、今はまだまだFacebookやTwitterをはじめとしたソーシャルメディアは黎明期で、数年・数十年後には「やっぱりソーシャルメディアを使うべきだ!」などと意識することもなくなるのでしょう。ファックスや携帯電話がそうだったように。
ただ、ソーシャルメディアはあくまでも他人が運営している企業のサービスである、ということを忘れてはいけません。
facebookでは2012年春、一斉にタイムライン表示となりました。カスタマイズページを費用をかけて作成していたFacebookページでは、この機能変更以降は残念ながらほとんどカスタマイズページを見られることはなくなりました。
運営面でもシステムの変更が影響を及ぼしています。当初はいい内容の投稿をしていれば、徐々にファンを獲得できました。今では広告の活用無しでファンを増やすことは非常に困難です。
Twitterでもヘッダーの変更や細かな表示の変更など、機能の追加が随時行われています。また、以前よりも利用条件が厳しくなり、アカウントが停止される事態も頻発しています。
アメブロでは昨年、突然アカウント削除されるケースがあり、アメブロガーが戦々恐々としていたことも記憶に新しいところです。
最近はほとんどなくなりましたが、Twitterのサーバーが混雑し「クジラ」が登場したりすることもあります。Facebookでは投稿したつもりなのに画面には表示されないなど、従来の日本のWEBサービスでは考えにくいような事態も珍しくありません。
僕も含めて、ソーシャルメディアのユーザーは、無料で各社が提供しているサービスを利用しています。運営企業は自社の利益を追求しています。あなたのやりたいことと運営企業の方針のバランスが取れている状態であれば何も問題はありません。
しかし、運営企業側の方針変更やさらなる利益追求のために、あなたが今まで蓄積してきたものがすべて無くなってしまうことも、可能性としてはあり得るということです。
それをユーザーが不平を言ったところで、どうにもなりません。ユーザーはあくまでも企業の母屋をタダで借りてコンテンツを発信しているだけなのですから。
んじゃどうしたらいいの?ということですが、万が一の事態のために以下の対策を打っておくことをおすすめします。
・ひとつのソーシャルメディアだけに頼りきった運営をしない
たとえば、Facebookページだけに頼りきっていると、Facebookに不具合が発生して利用できなくなれば即アウトです。Twitterやブログ、業種によってはPinterestやGoogle+なども併用し、あらゆる発信手段を普段から確保・運営しておきましょう。
・自分でコントロールできる媒体を確保する
他人の母屋で生活していると、突然出ていけと言われるリスクが常につきまといます。完全に自分で制御できる「企業ホームページ以外の」メディアを1つ以上確保しておきましょう。そのメディアを軸として、各種ソーシャルメディアからアクセスを送り込むのです。
それでもやっぱりソーシャルメディアは有効なツールです。上手に付き合いましょう。何が起こっても大丈夫なように、いまからコツコツと準備を。
たむらでした。
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