投稿の質を良くしてもFacebookページの反応が一向に良くならないあなたへ。
まいどです田村です。
Facebookの投稿、ちゃんとファンに届いてますかぁ〜??
たとえばこんなFacebookページ。投稿しても投稿しても全然ファンに届かず、反応も1件とか2件。
※左のオレンジのグラフがリーチ(閲覧数)、右側がエンゲージ(いいね・コメント)です。
こんなん僕とゆうちゃん(それ誰や)ふたりでいいねしたら、もう一躍トップ投稿になります。母数が少なすぎるのです。
こういう状態になると必ず「投稿の質が悪いんじゃないか?」「もっと専門的な投稿を増やせばいいんじゃないか?」というハナシになります。
言うときます。断言します。
これ、投稿の質の問題ではありません。この時点で論点が「投稿の質」にある限り、永遠に御社の投稿は多くのファンに届くことはありません。
そもそもFacebookには独自のアルゴリズムがあります。すべてのファンに投稿が届くようにはなっていません。
「いいね」をポチーっと押してファンになって、最初の頃はよく見ていたけど、最近あんまり見ないなー。。っていうFacebookページ、あなたにもあるはずです。でも、そのFacebookページを見てみると、ちゃんと毎日投稿してたりします。
これFacebookさんが、「あなたはその企業にあまり興味が無いんだろうなー」と判断しているのです。1年半ほど前にこんな記事書いてます。Facebookのアルゴリズムについてです。時間が経っているので細かい調整は入っているでしょうが、基本は今も変わらないはずです。参考に見てください。
なので、まずは「投稿がおもしろいのかおもしろくないのか」を判断する前に、より多くのファンに投稿を届かせることが必要です。
極論、100人のファンが見て4人がいいねをくれた投稿と、98人のファンが見て6人がいいねしてくれた投稿では、どっちが良いのかなど判断のしようがありません。判断する人が少なすぎるのです。
これが、「1000人が見て40いいね」対「980人が見て60いいね」だと、「お、60いいねの方がええんちゃうん?」と仮説的な判断ができるわけです。
では、どうしたら多くの人に投稿を見てもらうことができるのでしょうか?っと。
広告ですね。はい。
広告と聞くと嫌悪感を抱く人が多いのですが、今やFacebookでは広告を利用せずに情報を届けるのは不可能と思ってもらっても良いです。
4〜5年前、日本でFacebookが普及してきた頃は「無料で効果を上げられるWEB媒体」として、さまざまな企業がFacebookページの利用を始めました。当初はそれでもある程度ユーザーに情報を届けることができたのですが、今はもうムリです。
ただ、広告といっても何百万・何千万円と使う必要はありません。
こちらある地方のお店のFacebookページのインサイトデータです。通常時は200リーチ程度だったのが
広告を数千円使うだけで2000人のファンに情報を届けることができています。エンゲージもすごい。
※左のオレンジのグラフがリーチ、右の青と赤がエンゲージ(いいね・コメント)です。
「えっ、何千円も払うのぉ!?!?」と考えたあなた。折り込みチラシとか、お祭りのお知らせチラシ協賛とか、何万円か払ったりしてません?ネットはダメですか?
こちらはある多国籍企業のFacebookページ。サイトに誘導するために広告を展開しているのですが、1クリックあたり10円を切るという、通常のCPC広告と比較すると凄まじい数字を叩き出しています。日本国内だけでの数値です。
もちろん、Facebookなどのソーシャルメディアに流す広告は、フィードに流れてくるので受動的に情報を受けるユーザーが多くなります。自分でキーワードを入力し、関連した情報が表示されるAdwordsなどのCPC広告とは同列で比較することはできません。ただ、それにしてもCPC10円を切るのはすごい。
なんかちょっとハナシがそれてきましたので戻します。企業がFacebookで確実にユーザーに情報を届けたいなら、広告の活用は必須です。
テレビでも雑誌でも従来のWEBメディアでも、多くのユーザーが閲覧する場所には広告を使って情報を流しています。いまやソーシャルメディアもその域に到達したということかもしれません。
ただ、明らかに従来のWEB広告とソーシャル広告が違うのは、他のメディアでは「見てクリックさせる」ことが目的なのに対し、ソーシャルメディアの広告はその先に「エンゲージメントを獲得する」という役割があるということです。
そのへん踏まえて、「広告ではダメ、日常の運用もめちゃ大事」ということを理解するために、こちらごらんください。
>>広告と運用で絶対に成功してしまうFacebookの運用とは
ではまとめます。
広告でしっかりと一定の母数のユーザーに情報を届ける
↓
各投稿に対するエンゲージ(いいね・コメント・クリックなど)の数を比較する
↓
それができたら初めて「質」について議論できる
これです。よろしくどうぞ。
田村でした。
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