ソーシャルメディアのユーザーは明らかにロイヤリティが高いというデータを示しますよっ
FacebookやTwitterからサイトに来訪したユーザーは親密度が明らかに高いという証拠
ある企業さんのGoogleAnalyticsアカウントを共有させていただいています。ここでFacebookやTwitterなどの「ソーシャルメディアからのアクセス」とそれ以外からのアクセスを比較し、その動きを比較してみました。
※ちなみに今回ご紹介するデータは、私が複数社見させて頂いているデータの中から平均的な事例を選択しました。
まず参照元(どこからサイトに来たか)を見ると、自然検索が最も多く、続いてDirect・Refferral・Socialと続きます。ソーシャルメディアからのアクセス自体はまだまだ極めて小さい数値です。
※黄色で表示されているのがTwitterやFacebookなど、ソーシャルメディアからのアクセス数です。
こちらの横向き棒グラフは、それぞれのユーザーがサイトに来たときの動きを表しています。
アクセス自体が圧倒的に多いのは「Organic Search」つまりGoogleやYahooなどで検索して来訪したユーザーです。
4番目、黄色で表示されているのがソーシャルメディアからのユーザーです。
「OrganicSearch(自然検索)」と比較すると、アクセス自体は1.5%にすぎません。しかし、ソーシャルメディアから来たユーザーのそのほかの指標を見てみると、非常に良い動きをしていることがわかります。
まず「直帰率」。この数値はこのサイトを訪れ、他のページに移動せずに帰ってしまったユーザーの比率を示しています。
直帰率はOrganicSearchの60.37%・Directの65.24%に比べ、Socialは55.88%と低い水準となっています。
注目するべきはコンバージョン率です。この企業様ではお問い合わせフォームが入力されて送信された時点を以ってコンバージョンとして設定されています。
これを見るとコンバージョン率が0.01%に満たないOrganicSearch、0.03%のDirectに対して、Socialmediaから来たユーザーは0.27%のコンバージョン率が計測されています。文字通り「ケタが違う」のです。
ただ正直こちらの企業様の場合、ソーシャルメディアからのアクセス自体が圧倒的に少ないというのが現状です。なので、今は広告などを使いながらFacebookやTwitterからのアクセスを増加させて、母数が大きくなった場合にも同様の傾向が見られるのかを検証しているところです。
単純にソーシャルメディアからアクセスを誘導する投稿をすればいいというものではありません。ソーシャルメディアに掲載したリンクをクリックしてもらうには、日頃からの交流が必須です。単純にリンクを毎日掲載していてもこのような成果が得られることはありません。
※【参考】日々ソーシャルメディアを運用する際には段階ごとに目標値を定めながら、投稿内容を精査しましょう。
まずは現状の把握が必要です。つまり、どのぐらいFacebookやTwitterからサイトにアクセスがあるのかをGoogleAnalyticsなどの計測ツールで明らかにします。
アクセスが不足しているなら獲得する方法を、十分に獲得できているなら、そのユーザのサイト内での動きをチェックします。
すべての数値を見て総合的に判断してはじめて、あなたの会社にとってソーシャルメディアを活用するべきか否かを判断することができるのです。実際の数値を見て「ソーシャルメディアから撤退する」という結論が出るケースもあります。撤退するという判断も、数値を検証しなければわかりません。
所属している企業に対して明確に現状・成果を示したいご担当者様。逆に自社のソーシャルメディア運営は適正なのかを検証したい経営者様。一度このあたりの数値を検証してはいかがでしょうか。
※じゃあ、自社はどんな状態なんだろう???と思ったあなた。ぜひこちらをご覧下さい。
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田村でした。
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