Twitterのアンケート機能は企業アカウントでこう使うといいと思うんやけど

ツイッターアンケート機能活用法

 

数週間前からツイッターにアンケート機能が追加されました。こんなんです。


 

「えっ、ウチのアカウントではまだそんなん使えへんのやけど!!」というあなたもご心配いりませんん。アンケート機能が利用できるアカウントはランダムで選ばれており(Twitterのひとに聞いたので間違いない)、いずれはすべてのアカウントで利用できるようになるはずです。

いままでツイッターのフォロワーさんに対してアンケート的な投稿を投げたいときは、ツイート内に2つの選択肢を記載し、「AならRT、Bならふぁぼ」と投げかけて回答してもらっていました。

ただその方法だと「RTだと自分のタイムラインに載ってしまう」とか、逆に「ふぁぼよりRTのほうが拡散されて有利」とか、何かしらちょっとひっかかる点がありました。

もともと「RT」は対象となるツイートを自分のアカウントで拡散する機能であり、「ふぁぼ」は後で読めるようにチェックしておく機能です。性質が違うものを同列で並べることに少しムリがあったんですね。

 

そこでこのアンケート機能が登場したわけです。フォロワーは余計な迷いなく、純粋にAとBのいずれかを選択できるようになったのです。

アンケート機能が利用できるツイッターアカウントでは、投稿するときにこういう円グラフみたいなアイコンが表示されます。
Twitter アンケート機能

 

これをタップすると
ツイッター アンケート機能活用法
通常通りのツイートのように本文を入力し、さらに2つの選択肢をそれぞれ20文字以内で設定できます。

 

僕も複数あるツイッターアカウントのうち、ひとつだけアンケート機能が利用できるようになったアカウントがあります。使ってると結構な数のフォロワーさんが反応してくれます。(今はもの珍しさからかもですが)

 

アンケート機能使うといろいろできそうです。たとえば

 

複数ある商品ラインナップから2つを挙げ、どっちが好きか・その理由を聞く。

人気のある理由を知り、その後のプロモーションにおける訴求ポイントなどがわかるかもです。きのこの山とたけのこの里とか。

 

キャンペーンの景品をアンケートで決める。

ほしいひとが多い商品をあげたほうが喜んでもらえますからね。あと、一緒にキャンペーンをつくりあげた感も演出できます。「せっかくなのでどっちもプレゼントします!」っていうオチもありですね。

 

フォロワーさんの行動パターンを教えてもらう

どんなときに飲みたくなる?イラっとするのはどっち?など。

 

サイトのデザインをフォロワーさんに決めてもらう

赤ベースか黄色ベースかどっちがいいですかー?的な。

 

まあ、もう思いつかないのでこれぐらいでやめます。とにかく、何か聞きたいと思ったらTwitterのアンケートで聞いてみると良さそうです。レスポンスが早く、さらに極めて本音に近い回答が得られます。

あ、アンケートにたくさん回答がほしいなら、普段からフォロワーさんと交流しとかないとダメですよ。無愛想にいつも宣伝ツイートばっかりしてるアカウントで突然質問しても、だーれも答えてくれませんので。

 

田村でした。

 

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コンテンツマーケを失敗する企業が勘違いしていること

コンテンツサイトの運用方針

 

こないだ。とあるクライアント様のところへお伺いしたときのお話し。

お客様「コンテンツサイトみたいなのを始めたんですけど、最近は更新してないんです。どうですかねこれ。」

田村「え、どんなんですか?」

お客様「(PCカチャカチャー)これなんです。もう全然問い合わせが無くて。」

田村「はっはーーー。これはコンテンツサイトというより、説明長めのECサイトですねい。。。。」

 

業者さんから「これからはコンテンツマーケティングです!」と言われサイトを立ち上げ、投稿するコンテンツも全部任せていたそうです。そこには商品をひとつひとつ、1000文字ほどのテキストと画像で紹介する記事が並んでいました。「お買い得!」とか「大絶賛」とか。。

まあ、言わせていただくと、このクライアントさんにコンテンツサイトをやるように勧めたひとはコンテンツサイトのなんたるかをまったく理解していません(バッサリ)

んじゃコンテンツサイトって何よ?ってなるわけですがその前に、なぜコンテンツサイトが重要視されるようになったのか、その背景を考えてみましょう。

 

ひとの購買行動モデルというのがあります。クッソ小難しいマーケティング用語みたいなのを喋るのは嫌いなんですが、今回は泣く泣く、できるだけみなさんが知ってるようなものを選んで使います。

一昔前は「AIDMA」っていうのがありました。
Attenntion(注目)➝Interest(興味)➝Desire(欲求)➝Motive(動機)➝Action(行動)この過程の頭文字を取ったものです。

これ、こういうことです。

テレビのCMでクルマを見た(Attention)➝うわ、かっちょええやんけ!と思った(Interest)➝これほしいなおい!(Desire)➝ちょうどあと3ヶ月後車検や(Motive)➝買うてもたがな(Action)

なんとなく似たようなことがあなたにもあるのではないでしょうか。でもやっぱりこれ「一昔前」なのです。今はこうはいきません。

 

「AIDMA」につづいて「AISAS」っていうのがあります。これは

Attention(注目)→Interest(関心)→Search(検索)→Action(行動)→Share(情報共有)という流れです。

ネットのニュースとかでiPhoneの新しいのが出ると知る(Attention)→こんどはなんかあたらしい機能あるんやろか?機種変しよかな。。(Interest)→ちょっと事前の評判とか調べてみよ(Search)→これはええわ。予約して買おう!(Action)→前のよりサクサクや!Facebookに投稿しよ♪(Share)

まあ、大体いまはモノを買うときってこんなパターンじゃないでしょうか。

 

最近はAIDMAではなくSIPSとかいうのもでてきてます。

SIPSは、共感する(Sympathize)➝確認する(Identify)➝参加する(Participate)➝共有・拡散する(Share&Spread)というプロセスになります。これ、僕はなんかしっくりこないので詳細は省略します。

 

AIDMAとAISASを見比べると、僕自身はぶっちぎりで後者AISASのパターンでモノを買うことが多いです。最初そのものを知り「注目(Attention)」、そのあと、かっちょええやんけ(Interest)になります。そのあと必ずスマホかPCで検索してその商品やサービスのことを検索します。AISASでいう「Search」ですね。

検索していろいろ調べた結果、問題無いと判断したら実際に購入(Action)して、そのあとソーシャルメディアとかブログでその商品のことを書いたり(Share)します。

スマホでもPCでも、カバンでも書籍でも、旅行どこに行くか考えるときも、どの宿に泊まろうか検討してるときでも、ほぼこのプロセスです。

何が言いたいかというと、
1.とにかく自社そのもの、商品、サービスの存在を、対象となるユーザーに気付いてもらわなければいけない。
2.消費者は購入する前に自分でその商品のことを調べるというステップがある。
3.購入後にスマホやPCから簡単に知人(もしくは知人の知人)までレビューを伝えることができる。

まず、これをアタマに入れておかないといけないということです。

 

これを踏まえて、コンテンツサイトです。

ハッキリいうとコンテンツサイトの主な役割は「Attention(注目)」です。商品そのものあるいはその周辺情報を展開し、「ウチの会社は◯◯の専門家です」「この商品は◯◯をする人にとって便利なんです」ということを、文章だけでなく動画や画像やお客様の声などありとあらゆる素材を使ってAttention(注目)し、うまくいけばInterest(興味)してもらえるのです。

あなたの会社のコンテンツサイトから発信される情報を、いつも見ているユーザーは自然とあなたの会社に専門性を感じるようになります。検討期間の長い商品であれが、いざあなたの会社でも扱っている商品が必要となったとき、他社よりもあなたの会社と契約する(商品を購入する)確率は上がります。

コンテンツサイトの中で、常にAttentionと、程度の差こそあれInterestを生んでいるからです。

検討期間の短い、食品などの場合でも有効です。お店の棚にいつも楽しいコンテンツであなたを楽しませてくれているメーカーの商品と、そっけないほとんど更新されない昔ながらの企業ページしかないメーカーの商品がならんでいたとしたら。さらに前者の商品にはコンテンツサイトとタイアップした仕掛けがついてたりしたら。どちらを手に取るでしょうか。

 

ここで、事例をちょっとだけ見てみましょう。まずは赤ちゃん用品のbabytopia。
コンテンツサイト 事例

赤ちゃん用品って誰が買います?まあ、大体「赤ちゃんのいるおかあさん」ですよね。ということで、赤ちゃんがいるおかあさんが好みそうな情報を発信するわけです。

子供がおねしょをしても叱ってはいけない理由

とか

子供をナルシストに育てない方法

とか。

ほかもいろいろ、子育てまったく関係ない僕でも興味深く読める記事が並んでいます。babytopiaの扱う商品を必要とするであろう人たちに、その人たちが楽しめるあるいは役に立つ情報を発信し、常時ターゲットユーザーをコンテンツサイトに来てもらうようにしています。まいにちコレ見てたら赤ちゃん本◯には行きませんわな。

 

もうひとつ事例。無印良品さんの「くらしの良品研究所」。
コンテンツマーケ 無印良品

これ、書いてる時点での最新記事がこちら。

本の読み方

読書の秋、さあ今年の秋は本でも読むかああああ!と考えてる人なんかがこの記事見つけると、いろんな本の読み方とともにオシャレーな画像が目に入ります。

あとこんなのも

右脳と左脳と虫の声

これは9月に更新された記事ですね。夏から秋に、季節の変わり目に聞こえる虫の声を題材に、日本人の特長が独特の語り口で綴られています。

くらしの良品研究所では、ほとんど商品についての紹介や宣伝はありません。無印良品という企業が持っている世界観や考え方をじわりじわりと伝えています。ハマる人はずっぽしハマり、知らない間に無印良品のファンになるという流れですね。

 

事例をご覧頂きご理解頂いたかもですが、コンテンツサイトというのは始めてすぐに成果が出るというものではありません。赤ちゃんがおねしょをしない理由を知ったユーザーが、すぐに赤ちゃん用品を購入するかどうかは別の話です。

なので、コンテンツサイトではコンテンツそのものをターゲットとなるユーザーに楽しんでもらい、時間をかけてファンを熟成する場所だと考えてください。

 

常に良好なコンテンツによって、売り込まずに「Attention(存在を示す)」し続けることができるようになれば、ユーザのフェーズがInterest(興味を持つ)になったとき、Search(検索して他と比較する)をすっとばしてAction(購入)してくれるようになるのです。

成果が出るまでに時間はかかりますが、一旦ファンになってくれたユーザーはそうそうあなたの会社からは離れないでしょう。

短期的な売上を求めるのであれば、ランディングページをつくり、広告でPVを稼ぎ、CVRを計測し、PDCAを回せば良いのです。でも、そうやって獲得したユーザーは放っておくと繰り返しそのランディングページに来てくれることはありません。また広告でランディングページに来てもらうか、別途追いかける仕組みを組み込んでおく必要があります。

企業活動の中では当然目の前の売上を追う必要があります。広告からの直接的なコンバージョンも必要です。要は役割分担です。

短期的な施策で目の前の数値を追いながら、中長期的に自社のファンになってくれるユーザーをコンテンツサイトで関係性を深める。この役割を理解しないでコンテンツサイトを始めてしまうと、冒頭のお客様のように「なんにも結果が出ない」という状態になってしまいます。

 

なんのためにコンテンツサイトを運用しているかわからない、という企業のご担当者様。一度その目的やチェックしている指標を見なおし、正常な状態に戻してみてはいかがでしょうか。

 

田村でした。

 

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企業が海外のお客様を呼びたいときにインターネットでやるべきこと

中国 韓国 台湾 アメリカ。。外国人観光客に向けて発信できるメディアとは

 

最近、出張するときホテルが取りにくいです。調べたらこういうことのようです。

満室続出、2万円超も!激変するビジネスホテル事情

ビジネスホテルが取れない~都心の宿泊困難 解決策は~

海外、特に中国をはじめとしたアジア圏からの旅行客が大挙日本へ押し寄せているんですね。
訪日外国人旅行者数推移 2014
【参照】観光庁

上のグラフ、青いところが「日本に来た外国人旅行者」の数です。2005年ぐらいから2012年まで、600万人台から800万人台を上下していますが、2013年には1036万人、2014年は1341万人と急増しています。今年、2015年はさらに増えているようです。

 

とくに中国の観光客は日本に来る前に日本の情報を得て、入念に「買うもの」「行くところ」を調べてから来日しているそうです。

となると、日本の企業としては、いかに来日する前に自社の商品やサービスを認知させておくかが重要だということになります。

ただご存知のとおり、特に中国に向けては発信するメディアが限定されています。FacebookやTwitterは使えません。Googleもだめです。海外のサーバーに置いているサイトも現地からは閲覧できないことがあるそうです。

とはいっても、2020年に向けて海外からの旅行客はさらに増加すると見込まれています。手をこまねいて見ているわけにはいきません。

 

ということで海外、特に中国に向けて情報を発信したい企業様向けに、中国に発信することが可能なメディアをお伝えしておきます。早めにアカウントだけでも取得しておきましょう。

 

新浪微博
ウェイボー 利用者数
微博(ウェイボー)の個人アカウント登録数は約5.6億人。月間のアクティブユーザーも2億人を超えるという、超巨大SNSです。(ちなみにFacebookやTwitterの日本国内ユーザーはいずれも2000万人前後です)

微博のユーザーは比較的学歴・収入が高いユーザーが多いと言われており、日本に来る中国人たちはほぼ微博のアカウントを持っていると言っても良いでしょう。

日本企業でもすでに資生堂やJALなどが活用していますが、割合としてはまだ一部にとどまっています。同業他社に先んじて、活用しておくことをおすすめします。

 

WeChat
ウィーチャット 利用者数 中国
ウィーチャットは中国版のLINEです。登録アカウントは11億人、月間アクティブユーザーは4億4000万人。これもケタが違いますね。

機能はLINEとほぼおなじで、基本的にはメッセンジャーアプリと考えてもらって大丈夫です。企業アカウントとつながったユーザーにプッシュで情報を送ることができます。

 

Facebook

こちらおなじみFacebook。日本では数年前の勢いは無くなった感はありますが、世界では圧倒的に利用されているSNSです。中国では利用できませんが、その他英語圏のユーザーには有効です。アジアでも韓国や台湾のユーザーは英語も読めます。特に東南アジアでは活発です。

日本でFacebookを活用している企業なら、別途海外に向けて発信するためのFacebookページを活用しても良いのではないでしょうか。

 

LinkedIn
リンクトインは中国でも使える?
LinkedInが中国でも繋がることはあまり知られていません(僕も最近知りました)。こちらは企業のプロモーションというよりは、より良い人材を海外から自社へ呼び込むといった活用方法になるでしょう。

上にも書いたように、中国からの観光客や留学生が急激に増加している日本で、中国からの人材は貴重です。また、2020年のビッグイベントに向けて、英語ができる従業員を雇用しておくことは企業の規模問わず重要です。

まずは企業アカウントを立ち上げ、必要であれば広告なども展開し、現地のビジネスパーソンや優秀な学生さんとの交流を図ることから始めてみてはいかがでしょう。

 

 

「とはいっても、中国語(英語)で情報発信なんかできないし。。。」

という企業さんもいらっしゃいますが、その問題も払拭されつつあります。言語はもちろん現地の文化などをよく知っている、かつ信頼のできるサポート企業なども、グローバル化に伴って多数見受けられるようになりました。

 

日本国内の人口が年々減少している昨今、海外のお客様をいかに獲得するかが企業の存続を左右します。伴って、海外のお客様とコミュニケーションが取れる人材の確保も重要となってきます。

最初は日本国内でソーシャルメディアに投稿しているものを、海外向けにアレンジするだけでも十分です。反応を見ながら投稿内容を精査すればいいのです。まずは、外に向けての発信を始めてみましょう。

 

田村でした。

 

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Instagram 企業活用 ノウハウ 事例

インスタグラムを会社で使うには?

 

まいどです。田村です。インスタやってますか。めっちゃユーザー増えてますよ。Twitterより多いらしいですよ。10代後半から20代の女子はたいがい使ってますよ。特定のスマホ好きだけやないですよ。

そのあたりの女子をターゲットとする企業さんは、使っとかないとヤバいです。そこで有効に使って頂けるよう、活用法を書いていこうと思います。

と、思いましたが、僕はおっさんでした。20代女子向けのメディアのお話しをおっさんがしてもあんまし説得力がありません。

ここは平成うまれのインスタジェニック女子に聞いたほうが良さそうです。

 

こちらどうぞ。
Instagram 企業活用 ノウハウ
先進企業に学ぶ Instagram運用の秘訣(前編)

アカウント方針の決め方や、インスタ独特の世界観についての考え方など。「これからウチの会社でもInstagramを始めてみようか」と話題になったぐらいのタイミングで見てもらうと良さそうです。

 

インスタグラム ビジネス活用 キャンペーン
先進企業に学ぶ Instagram運用の秘訣(後編)

キャンペーンに参加するにはどうコンテンツを展開したらいいのか。投稿したコンテンツをInstagramだけでなく自社メディアでも展開することのメリットは。。など、事例を踏まえてわかりやすく教えてくれてます。

 

もういっぺん言いますが、今やインスタは一部のスマホ好きがイジってるだけのニッチなメディアではありません。早めのご活用を

 

田村でした。

 

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