マストドン 企業担当者はいま何をするべきか

マストドンってどういうものなのか、わかりやすうく書いてみますよ

 

こんにちは田村です。あっちゃこっちゃで書きだるまです。今日は本丸からお届けします。今回は、最近どこに行っても「たむらさん、マストドンってどうっすか?」って言われるので、もうここでまとめて答えておこうと思います。

 

まず、企業のソーシャルメディア担当さんが今なにをするべきかを一言で。

「様子を見ておきましょう」

以上です。個人でいろいろ見ておいてください。

 

 

まあ、新しいメディアが登場して「これからはコレがクルーーっ!」て騒がれたことって、ここ数年何回あったでしょうか。

 

Plagとか。
Plag マストドン
流行らないからおもしろい! 新感覚SNS「Plag**」の魅力
フォローではなく「伝染」でコンテンツが広がるSNS「Plague」
ありましたねー。伝染。

 

TSUとか。
ユーザーがコンテンツで稼げる新SNS「Tsu」スタート
お金が無いけどお金があるように見せていた、知人のヒモ男性がめっちゃやってたのを思い出します。

 

で、アメリカではまあまあ使われているという話もあるPinterestとか。
Pinterest いま
フィード型アプリなら、このPinterestの機能を皆真似るべし
メディア内ではいろいろ試しているみたいですけど、日本の企業が本腰を入れて取り組むほどではないですね。おもしろいんですけどね。

 

挙げればいろいろありますが言いたいのは、盛り上がってから取り組んでも十分間に合うから、今は一部の新しいモン好きに任せておけばいいですよと。

もちろん、マストドン含む、どれも(ヒモの知人がつかってたTSUはもう無いですが)これから伸びる可能性も無くはないので、様子はみておきましょう。で、今みんなが使っているInstagramとTwitterとFacebookを一生懸命地に足をつけてやりましょう。

ここまで読んで大丈夫な方はもう読まなくていいです。とりあえず僕のInstagramでも見ててくださいw 「いや、もうちょっとマストドンのことを知りたい」というあなたは続けてお読みください。

 

マストドン(mastodon)とは

なんかTwitterみたいやなー、と思ってる方も多いみたいですが、ちょーっと違います。イメージで言うと自分が主催のTwitterをつくるという感じでしょうか。

Twitterだとユーザー全員がTwitterにアカウント登録し、そのひとつの世界のなかでフォローし合ってお互いのツイートを見て、RTして引用していいねしながらコミュニケーションを図ります。

mastodonはTwitterみたいにひとつの世界の中に全員が加わるのではありません。mastodonの中にそれぞれの管理者が「インスタンス」と呼ばれる「世界」をつくります。乱暴に言うと「サッカーインスタンス」「野球インスタンス」「テニスインスタンス」とかがあって、それぞれのインスタンスの中で気の合ったユーザー同士で話題を展開する、という感じです。

ユーザーはmastodonそのものではなく、それぞれの「インスタンス」にアカウントを登録します。mastodonに登録するというより個別のインスタンスにIDを持つのです。

異なるインスタンスに加入したければ、別途そのインスタンスで新たにIDを取得します。

インスタンスはエリアで分かれていたり興味関心で分けたりするようになってきてますね。ユーザーが増えれば企業が主催する「インスタンス」を作ってその中にファンを囲い込んで交流したりするようになるのかもしれません。

インスタンス同士の横の繋がりや、フォローしているユーザーの投稿のみを閲覧する機能もあったりします。

 

ちなみに、今日本でいちばんユーザーが多いインスタンスはこちら。


https://mstdn.jp/

2017年4月28日現在、98,433人登録してますね。

 

ご興味あるかたはチャレンジしてみてくださいな。私はしばらくmastodonでは実名出さず、あんなことやこんなことをば、ふふ。

 

田村でした。

 

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プロ野球中継をネットやスマホで見る方法 2017

NPBの試合をスマートフォンやタブレットで見る!

さて、始まりましたプロ野球。ネット✕野球✕SNS研究家の私としましては、主に黄色いチームのチェックに予断がございません。

ただ、10年ほど前と比較すると地上波での野球中継はぐんと減っています。一方CSの有料チャンネルでは民法のように途中で中継が終わることもなく、試合開始から終了まで完全中継されることから、各チームのファンはこぞって加入し視聴しています。

 

とはいえ、ユーザーが見るものは、テレビの画面ではなくスマホに移行しています。調べるとデータはいっぱいあったのですが、こちらとかわかりやすいですね。

スマホテレビ 視聴比較
1日のメディア接触時間の推移です。2016年はテレビ153.0分に対し、スマホ・タブレット・PC連合軍は176.6分です。

 

あとこちらは年代別メディア接触時間です。
年代別 スマホなどメディア視聴時間比較
10代から20代の男子なんか、ほっとんどテレビ見てないですね。

https://ferret-plus.com/4955より

となると今後はテレビで見せるよりネットで配信した方が、見てもらえるチャンスが多いことは誰がどう考えても明らかでしょう。

 

で、野球です。今、ネットで配信されているプロ野球の状況はこんな感じです。

 

スポナビライブ

スポナビライブ 野球中継 2017
スポナビライブ、大体見れます(笑) 読売・広島除く全10球団の主催試合すべて放送です。すごい。
↓↓↓
■ライブ配信の対象:下記10球団が主催するオープン戦、公式戦およびクライマックスシリーズ、西武ライオンズ主催の2軍公式戦(一部除く)。福岡ソフトバンクホークス、北海道日本ハムファイターズ、千葉ロッテマリーンズ、埼玉西武ライオンズ、オリックス・バファローズ、東北楽天ゴールデンイーグルス、東京ヤクルトスワローズ、阪神タイガース、中日ドラゴンズ、横浜DeNAベイスターズ

スポナビライブの料金表はこちら。
スポナビライブ料金表

もうこれでええんやないかと(笑)→http://sports.mb.softbank.jp/genre/npb

 

パ・リーグTV

パリーグTV 2017
「いや、自分はパ・リーグだけでいいんです」って方はこちら。通常月額1,450円ですが、パ・リーグ各チームの有料ファンクラブに入っていれば950円でいけます。

パ・リーグTV、詳細はこちら→http://tv.pacificleague.jp/page/pc/schedule/live/

 

スポナビライブかパ・リーグTV、上記2つのいずれか入っていれば大体の試合をカバーできます。問題は読売と広島が主催の試合。セ・リーグのファンだとたとえば広島対阪神戦がズムスタ広島であるときなんかは、もうネットでは見れません。パ・リーグのファンでも、最近はセパ交流戦というのがあります。ひいきチームが東京ドームで読売と試合するときなんかはどうしようもありません。

 

そこで、読売広島問題をカバーするのがこちら。

GIANTS LIVEストリーム

http://vod.ntv.co.jp/program/giants_live/
通常月額¥1,500、ジャイアンツのファンクラブなら月額¥1,000です。

が、これいろいろ調べていると、huluでも見れるという言及が散見されました。huluだと¥933なのでこっちのほうが安くなるのですが、どうでしょう。今度確かめときます。→http://www.hulu.jp/

 

残るは広島。ここは球団として新しいメディアに対して非常に冷たく、去年まではどうしようもなかったのですが、2017年からやっとネットで試合を見られるようになりました。

DAZN

プロ野球中継 DAZN 2017
広島・DeNAの試合が配信されます。Jリーグだけではないんですねー。
https://www.dazn.com/ja-JP

 

あと、阪神ファンなら

虎テレ

虎テレ 2017
月額600円と比較的安いです。スポナビライブで甲子園以外の他球団主催の試合もカバーできるので、そっちの方がいいとか言ってはいけません。虎キチなら加入必須です。異論は認めません。

http://movie.hanshintigers.jp/pc/html/pc.html

 

ニコ生

Dena ネット中継 楽天
ニコ生でも野球やってます。DeNAと楽天の試合が無料で配信されています。ただ、ニコ生ユーザーはご存知でしょうが、無料ユーザーは視聴者が増えると強制的に退室させられます。画質も有料の方がぐっと良くなります。細かなプレーをしっかり見たいならプレミアム会員(月額540円)になって見た方がいいです。

http://ch.nicovideo.jp/npb

 

一応これで全球団のネット配信状況は網羅した感じです。たぶん。

 

基本スポナビ(1,480円)と、読売主催試合のためにhulu(933円)・広島主催試合のためにDAZN(1,750円) 計4,163円でどのチームのファンも全試合見れます。

もしあなたが阪神ファンやDeNAファンだったら、虎テレかニコ生でホームゲームだけ見るとかでも、最初はいいかもですね。でも慣れてしますとどうせ全部見たくなりますよ。

僕はもちろん、いつでもどこでも黄色いチームの試合は見られるようにしていますがね。ふふ。

 

田村でした。

 

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ソーシャルメディア 企業活用 FAQ

SNS 企業活用よくある質問集

こんにちは、田村です。企業さんや地方自治体さんへの初回訪問時、頂くご質問のパターンはある程度決まっています。まとめましたのであなたの企業の場合はどうなのか照らし合わせながら読んでみてください。

 

Q1:成果がでませんがどうしたら良いですか?

A1:まず、御社で言う成果とはなんでしょう。いま運用されているソーシャルメディアがどういう状態になれば「成果が出た」と評価されるのでしょうか。そこをまず決めましょう。

 

Q2:なんとなく始めたのですが何を目指したら良いのかわかりません。

A2:ソーシャルメディアができることは大きく分けて2つあります。1つ目は従来のネット広告同様サイトへの誘導です。2つ目はこれまでのメディアでは接することの無かったユーザーとコミュニケーションを図り認知度を高めることです。いずれか御社のご希望に近いものをソーシャルメディア運用の目標として設定しましょう。

 

Q3:売上が上がりません。

A3:ソーシャルメディアをやれば短期的に直接的に売上が上がると考えておられるなら、それは幻想です。これまでのネット媒体は「売上」や「問い合わせ」などの、いわゆる直接コンバージョンを目的として運用されてきました。同じネット媒体であるソーシャルメディアにも同じ事をお求めであると思うのですが、まったく役割が異なります。

それでも、どうしてもソーシャルメディアで短期的に売上を上げたいなら、各ソーシャルメディアに広告メニューがありますのでそれを使いましょう。

 

Q4:売上が上がらないならそこに費用や人的リソースを割く意味がわからないです。

A4:ではこのような看板を出している企業はどう考えているんでしょうか。直接ここから売上は上がらないですよね。でも結構な費用かかりますよね。
ソーシャルメディアをやる意味

 

Q5:担当者はどんな人物にしたらいいですか?

A5:これは御社のリソースによりますので一概に言えません。ただ、うまくやっておられる企業の傾向としては、もともと現場でお客様と直接接していた方がソーシャルメディアを運用されると、スムーズなユーザーとのコミュニケーションが生まれることが多いです。

 

Q6:何名体制で運用するのが良いですか?

A6:これまで何十社と関わってきた経験からしますと、1名は絶対にダメです。その担当者が体調を壊せば運用が停止します。あと意外に多いのが担当者の退職です。蓄積されたノウハウが一瞬にして無くなります。少なくとも2名は配置するようにしてください。

 

Q7:専任の担当者を置くべきでしょうか。

A7:置くべきですがムリでしょう。私は未だ日本でソーシャルメディア専任の担当者がいる企業をみたことがありません。ただ、兼務であっても十分にソーシャルメディアを活発に運用することは可能です。

 

Q8:アカウントは役割によって(例えばリクルート用とPR用)分けるべきでしょうか。

A8:理想を言うと分けた方が良いです。そのぶんそれぞれのアカウントに濃いユーザーが集まります。集まったユーザーに合わせたコンテンツを展開するとより深いPR効果が見込めます。しかし実際問題、複数のアカウントを運用されている企業さまでは投稿頻度を確保することに非常に苦心されています。ですので、できるだけアカウントの数は増やさずに投稿頻度を確保するというのが現実的な運用になるでしょう。

 

Q9:炎上リスクにはどう対応したら良いですか?

A9:まず、炎上などほとんど起こりません。私は6年間ソーシャルメディアと付き合い続けていますが、担当した企業でソーシャルメディアが原因で炎上したケースは一度もありません(実業での不祥事が原因となりくすぶったことはありますが、それでも影響は極めて小さいものでした)。

正しく運用すれば炎上のリスクは、ゼロにすることはムリですが限りなく小さくできます。そして正しく運用していると、万が一炎上した際にもそのダメージを最小限に食い止めることもできます。

 

Q10:社員の個人利用は禁止した方がいいですか?

A10:禁止しても絶対にやりますのでムダです。それよりもソーシャルメディアとの正しい向き合い方を社内に共有する方が現実的です。

 

Q11:BtoB企業でも利用するべきですか?

A11:するべきです。BtoBと言っても見ているのは人です。PRしたい相手は顧客となり得る法人そのものではなく、法人の担当者という人間です。その人たちに向けて有用な情報を発信すれば効果は出せます。

 

ざっとこんなところでしょうか。また何かあれば随時追記します。

 

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