企業が海外のお客様を呼びたいときにインターネットでやるべきこと
中国 韓国 台湾 アメリカ。。外国人観光客に向けて発信できるメディアとは
最近、出張するときホテルが取りにくいです。調べたらこういうことのようです。
海外、特に中国をはじめとしたアジア圏からの旅行客が大挙日本へ押し寄せているんですね。
【参照】観光庁
上のグラフ、青いところが「日本に来た外国人旅行者」の数です。2005年ぐらいから2012年まで、600万人台から800万人台を上下していますが、2013年には1036万人、2014年は1341万人と急増しています。今年、2015年はさらに増えているようです。
とくに中国の観光客は日本に来る前に日本の情報を得て、入念に「買うもの」「行くところ」を調べてから来日しているそうです。
となると、日本の企業としては、いかに来日する前に自社の商品やサービスを認知させておくかが重要だということになります。
ただご存知のとおり、特に中国に向けては発信するメディアが限定されています。FacebookやTwitterは使えません。Googleもだめです。海外のサーバーに置いているサイトも現地からは閲覧できないことがあるそうです。
とはいっても、2020年に向けて海外からの旅行客はさらに増加すると見込まれています。手をこまねいて見ているわけにはいきません。
ということで海外、特に中国に向けて情報を発信したい企業様向けに、中国に発信することが可能なメディアをお伝えしておきます。早めにアカウントだけでも取得しておきましょう。
新浪微博
微博(ウェイボー)の個人アカウント登録数は約5.6億人。月間のアクティブユーザーも2億人を超えるという、超巨大SNSです。(ちなみにFacebookやTwitterの日本国内ユーザーはいずれも2000万人前後です)
微博のユーザーは比較的学歴・収入が高いユーザーが多いと言われており、日本に来る中国人たちはほぼ微博のアカウントを持っていると言っても良いでしょう。
日本企業でもすでに資生堂やJALなどが活用していますが、割合としてはまだ一部にとどまっています。同業他社に先んじて、活用しておくことをおすすめします。
WeChat
ウィーチャットは中国版のLINEです。登録アカウントは11億人、月間アクティブユーザーは4億4000万人。これもケタが違いますね。
機能はLINEとほぼおなじで、基本的にはメッセンジャーアプリと考えてもらって大丈夫です。企業アカウントとつながったユーザーにプッシュで情報を送ることができます。
こちらおなじみFacebook。日本では数年前の勢いは無くなった感はありますが、世界では圧倒的に利用されているSNSです。中国では利用できませんが、その他英語圏のユーザーには有効です。アジアでも韓国や台湾のユーザーは英語も読めます。特に東南アジアでは活発です。
日本でFacebookを活用している企業なら、別途海外に向けて発信するためのFacebookページを活用しても良いのではないでしょうか。
LinkedIn
LinkedInが中国でも繋がることはあまり知られていません(僕も最近知りました)。こちらは企業のプロモーションというよりは、より良い人材を海外から自社へ呼び込むといった活用方法になるでしょう。
上にも書いたように、中国からの観光客や留学生が急激に増加している日本で、中国からの人材は貴重です。また、2020年のビッグイベントに向けて、英語ができる従業員を雇用しておくことは企業の規模問わず重要です。
まずは企業アカウントを立ち上げ、必要であれば広告なども展開し、現地のビジネスパーソンや優秀な学生さんとの交流を図ることから始めてみてはいかがでしょう。
「とはいっても、中国語(英語)で情報発信なんかできないし。。。」
という企業さんもいらっしゃいますが、その問題も払拭されつつあります。言語はもちろん現地の文化などをよく知っている、かつ信頼のできるサポート企業なども、グローバル化に伴って多数見受けられるようになりました。
日本国内の人口が年々減少している昨今、海外のお客様をいかに獲得するかが企業の存続を左右します。伴って、海外のお客様とコミュニケーションが取れる人材の確保も重要となってきます。
最初は日本国内でソーシャルメディアに投稿しているものを、海外向けにアレンジするだけでも十分です。反応を見ながら投稿内容を精査すればいいのです。まずは、外に向けての発信を始めてみましょう。
田村でした。
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