不動産業界向け ChatGPTで中古マンションの査定額を算出する
用意するもの
・直近数年分の対象マンションの販売データ
自社の取引データだけでなく、REINSや機構のデータも用意して1つのファイルにまとめておいてください。データの母数が多いほどアウトプットされる数値の精度も上がります。
※今回はこの記事を書くために作成した架空のデータを使います。
Code interpreterの機能を使ってChatGPTにデータを読み込ませます。
無事読み込めました。
対象となる住戸の情報を入力し、該当住戸の想定販売価格をアウトプットしてもらいましょう。
3718.8万円と算出されました。
ただ現場では「売出し価格」「成約想定価格」「業者買取価格」の算出も必要なケースがありますよね。これらの金額は地域や時期によっても変動しますが、仮に以下のようにプロンプトを入力しすべてアウトプットしてみます。
すべてアウトプット完了です。状況によっては微調整が必要なケースもありますが、データをもとにイチから計算し数値を出すことを考えると飛躍的に机上査定作業が効率化できます。
マンションの場合はある程度規格が決まっているので、査定価格の算出は比較的容易です。土地建物の場合はその他複雑な要因が絡むので、さらに入力するデータの項目を増やすことが必要です。