Facebookがアルゴリズムを変更すると発表した件で、今、企業のソーシャルメディア担当者に言いたいこと


フェイスブックのニュースフィードの仕組みが変わった? 2018

 

先日、ネット界隈をこんなニュースが賑わしていました。

1月15日の情報です。

 

こんな考察記事もありました。

 

各所で例によって「Facebookは終わった」論が展開されていますが、僕はこの段階では「そうかもしれないし、そうでないかもしれない」としか言えんやろ、と思ってます。

そもそも、企業が発信した情報がユーザーに届きにくくなったのは、きのう今日のことではありません。いつもFacebookページで情報を発信している方なら周知の事実です。2年ほど前からその傾向は強くなっており、今や企業のFacebookページを活用するのに広告を併用することは必須となっています。

 

今回の発表によって、企業が発信した情報がどれほど届きにくくなるのかは、誰かがまた調べてくれると思います。そもそも既にアルゴリズムが変更されていたものが新たに発表されたのか、本当に従来より情報が届きにくくなるのか。それは今後、言葉より事実が証明してくれます。

 

今後の動きとして考えられるパターンはそう多くなくて、

1.企業からの情報はオーガニックでも広告を活用しても何をしてもリーチがでなくなる。

→ こうなると「Facebook終わった論」どおりです。

2.企業からの情報はオーガニックではリーチしないが、広告を使ったケースでは従来より効果が高くなる。

→広告を活用している企業を今までより優遇するというケースです。

3.今回の発表前に既にアルゴリズムは変更されており、今までどおり企業が発信した情報はオーガニックでリーチさせることが難しい。

→運用のポイントはこれまでどおりです。

 

1ならもうあまりFacebookには労力をかけず、既存のFacebookページにはTwitterやInstagramなど他のメディアから情報を流し込むのみで良いでしょう。

2なら、発信した情報を広告として配信し、他の企業に先んじてガンガン投稿をリーチさせると良いでしょう。

3なら、今までどおり広告とコミュニケーションと検証によって効果向上を図りましょう。

 

まあ、いろいろありますが、Facebookはなんといっても世界最大のSNSです。東南アジアではFacebookのIDが無いとネットにも接続できないエリアなどもあるそうです(江尻さんが言ってた)。そうそう簡単に「終わる」ことはないはずです。

少なくとも1ヶ月程度状況を確認しながら、Facebookの運用に人員・金銭的なウェイトを割くべきか検証しましょう。やるかやらないか、判断するのはそれからでも全然遅くありません。いまジタバタする必要はありません。

 

それではまた。

 

 

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